オンラインで職人と直接対話！『Onlineつくり手直買会』が初開催

オンラインでつくり手と直接話せる新たな試み

日本の伝統的な手仕事に触れる機会が、オンラインでも実現しました。にっぽんてならい堂が主催する『Onlineつくり手直買会』が5月30日と6月6日に初めて開催されます。このイベントでは、職人がオンラインで直接商品を紹介し、参加者とのインタラクションを通じて、商品への理解を深めることができます。

オンライン催事の概要

『Onlineつくり手直買会』は、参加者が事前に予約をする形式で行われます。ウェブサイト『にっぽんてならい堂』上で申し込みを受け付け、Zoomを使ってつくり手とのオンライン会議が行われます。各回は約30分のセッションで、職人がその製品の魅力やこだわりを語り、参加者からの質問にも積極的に答えます。気に入った商品はその場で注文でき、後日配送される仕組みです。

5月30日には『中津箒』の職人である小林氏が参加し、6月6日には岐阜の木工作家woodpeckerの福井氏が参加して、各自のこだわりの品々を紹介します。

販売の新しい形

これまで、手仕事による生活雑貨は、百貨店やクラフトマーケットのようなリアルイベントで紹介されるのが一般的でしたが、コロナ禍の影響で、人々は集まることを避けがちになっています。そんな中、にっぽんてならい堂は新しい販売形式を模索し、オンラインでのダイレクトなコミュニケーションを促進する『直買会』の開催を決定しました。

この取り組みは、ただのオンライン販売ではなく、つくり手と顧客の距離を縮めることに重きを置いています。今回のイベントでは、視覚的な体験を通じて、商品への理解を深めることが可能です。

未来の買い物に向けて

新型コロナウイルス感染症の影響から、私たちの購買スタイルも変化しています。にっぽんてならい堂は、今後の買い物におけるキーワードを「信頼と未来」としています。消費者は、信頼できる店舗や長持ちする商品を選ぶ意識が高まり、持続可能な選択をすることに重きをおくようになるでしょう。

販売者側も、顧客との「close（近い）」関係を築くことが重要です。大規模なキャンペーンではなく、心理的に関係が近い顧客に向けたサービスを提供することで、より強い信頼関係を築くことが求められています。

新しいモノの手に入れ方

今回のイベントが好評であれば、今後もさまざまなつくり手によるオンライン直買会を続けていく予定です。さらに、従来行っていたワークショップもオンラインへと移行し、物理的な距離を超えた新たな交流の場を提供します。

にっぽんてならい堂は、モノづくりを通じて生活者と職人の距離を縮め、信頼感をもとにした未来の買い物スタイルを提案していきます。私たちのモノの手に入れ方を変える取り組みに、期待が高まります。