冬眠みかんの魅力
2025-01-08 10:24:01

海南市の冬眠みかん、新パッケージで注目集まる!

蔵で育まれる「冬眠みかん」の魅力



海南市下津町で生産される「冬眠みかん」は、独自の貯蔵・熟成システムを用いた特別なみかんです。正確には、12月に収穫した晩生みかんを木箱に入れ、木造の蔵に貯蔵して1カ月以上熟成させることで、まろやかで甘みの強い味わいを実現しています。この「冬眠みかん」は、毎年1月から3月頃に出荷されるため、消費者にとっては新年の楽しみとなっています。

この冬眠みかんの誕生は、およそ1,900年前にさかのぼります。みかんの原種「橘」が植えられたことから始まり、下津町の「六本樹の丘」が発祥の地とされています。ここには400年以上にわたりみかん栽培が続き、2019年には「日本農業遺産」に認定されるなど、その文化的価値も評価されています。

新たな取り組みと魅力の発信



海南市は、「下津蔵出しみかんシステム」と呼ばれる独自の技術を確立していますが、地域の名産品としての認知度はまだまだ不足しているのが現実です。有名な「有田みかん」との競争が激化するなかで、新しいパッケージデザインの制作が進められました。このデザインでは、みかんの熟成過程を「冬眠」と捉え、冬眠する動物である「クマ」と共に表現しました。「みかんぐま」というキャラクターを採用し、白い段ボールのかまくらに可愛らしいイラストをあしらっています。

特設サイトでは、「冬眠明けまで○日」とカウントダウンできる仕組みが設けられ、消費者が発売日を楽しみに待つことができます。この新しい試みは、冬の風物詩としての位置づけを強化することを目指しており、多くの人々に新鮮な体験を提供するでしょう。

農家への支援と市場拡大



しかし、地域の農家は過疎化や少子高齢化の影響を受け、後継者不足に直面しています。この課題を解決するために、海南市では市職員による援農活動や様々な取り組みが行われています。さらに、道の駅やふるさと納税返礼品を通じたPR活動は、新規顧客を開拓し、市場の拡大にも繋がることが期待されています。

冬眠みかんの美味しさと、海南市の農業を支える努力は、地域に新たな活気をもたらすことでしょう。新たに生まれたキャラクターやパッケージが、多くの人々の心に残り、冬の訪れを楽しみにさせる存在となることを願っています。これからも、この特産品が支持され、さらなる発展を遂げることを期待しています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
海南市
住所
和歌山県海南市南赤坂11番地
電話番号
073-482-4111

関連リンク

サードペディア百科事典: 和歌山県 海南市 みかん 冬眠みかん

Wiki3: 和歌山県 海南市 みかん 冬眠みかん

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。