AI時代の幸福論:三上功太氏の特別講演
2025年11月24日、東京大学の駒場キャンパスにて、アドネス株式会社の代表である三上功太氏による特別講演が行われました。このイベントは、学生が主体となって運営するコミュニティ「AIdo」が企画したもので、多くの興味深い議題が取り上げられました。
講演の内容
三上氏の講演テーマは「哲学が紡ぐAI時代の幸福論」です。生成AIの進展が働き方や価値観を変える現代において、学生たちが今後の人生やキャリアについてどのように考え、行動すべきかを伝える内容でした。参加者と双方向のコミュニケーションを交えた講演は、質問投稿ツールを利用したインタラクティブな形式で進行し、その結果、多くの質問が寄せられました。
三上氏は冒頭、「皆さんの人生にとって意味のある90分にしたい」と述べ、参加者の悩みに丁寧に対応しました。本講義では、AIと共存するための考え方や、人生における目的設定についての考察が展開されました。?
参加者の反応
講義中、参加者からはキャリア、学業、AIの活用法など多様な質問が寄せられ、三上氏はそれぞれに熱心に回答していきました。その姿勢に、参加者からは深く頷く声が多く聞かれました。会場全体が彼の視点に引き込まれていく様子が印象的でした。
AIdoの評価
AIdoの担当者は、今講演の意義を以下のように述べました。AI技術の進化が進む一方で、私たちの価値観や倫理がそれに追いついていない現状がある。今回は、この根源的な問いについて三上氏が真剣に向き合ったことで、学生たちにとって貴重な洞察が得られたことを嬉しく思う。技術や哲学について考える場を今後も作っていきたいと語りました。
講演者:三上功太氏のプロフィール
三上功太(みかみ こうた)は、1998年生まれで、東京大学理科Ⅱ類に入学後、在学中に起業。その後、退学し2021年にアドネス株式会社を創業しました。彼は社会人向けリスキリング教育サービス「スキルプラス」や組織マネジメントAIプラットフォーム「VisionToDo」を展開する中で、DX及びAI時代の人材育成と組織づくりに貢献しています。
このように、三上氏の講演は学生たちに対し新たな視点を提供し、AIが普及する時代における人間の生き方について深く考える機会となりました。今後もこのような対話型のイベントを通じて、技術と哲学が交差する場を提供してほしいと考えます。