新車市場の二極化と中古車需給タイト化が続く現状に迫る!
2026年5月、日本の自動車市場は新車販売が前年同月比で2.8%増加し、在庫の安定供給が期待される状況です。しかし、登録車(普通車)の販売は堅調である一方、軽自動車は前年同月比で2.1%減少しており、この二極化の状況は「登高軽低」と呼ばれる市場の動向を象徴しています。
新車市場の現状
登録車の販売は、特にトヨタが好調で、約11万2千台を売り上げ、前年同期比で12.6%の増加を記録しました。この増加は、ノアとヴォクシーの改良による受注制限撤廃が大きく貢献しています。一方で、軽自動車の販売台数は11万8,003台で、前年同月比でマイナスを記録しました。これは、売れ筋モデルのモデルチェンジと新型車の効果が薄れていることが原因とされています。
また、輸入車市場でも新たな動きが見られ、全体では3.0%の増加が記録されましたが、欧州プレミアムブランドは依然として苦戦しており、逆に日本メーカーの逆輸入車が台頭しています。
中古車市場の需給タイト化
中古車市場では、出品台数が前年を下回る中で、成約単価は131万円に達し、前年同月比で10.6%の増加を見せています。出品台数は28万1,669台と、6カ月ぶりに減少しましたが、成約率は65.8%と上昇しています。この現象は、新車市場からの供給が期待される一方で、需給バランスが依然としてタイトであることを示しています。
構造的な要因
軽自動車が売れない原因それは、税制上の差異です。環境性能割が軽自動車にあまり影響を与えないため、消費者の需要が登録車にシフトしているのです。また、軽自動車市場での在庫調整が進んでいて、多くの主要メーカーが前年割れの状況にあるため、供給が減少する可能性が強まっています。これが、将来的に中古軽自動車の供給に影響を与えるという懸念もあります。
中古車の仕入れ戦略の重要性
中古車店は、需要の高まりに合わせて仕入れ戦略の見直しが求められています。2026年5月の成約単価が131万円であることから、価格に対する感度が高まっています。このため、在庫をどのように回転させるか、また価格維持のための計画を立てることが重要です。
まとめ
2026年5月の新車販売と中古車市場の動向を見てきましたが、軽自動車と登録車の二極化は今後も続くと思われます。特に軽自動車の販売が低迷する中で、需給のタイト化が続くことは、新車市場の変化の中で中古車店にとって貴重な戦略の見直しが求められることを意味しています。これからの市場動向に注視し、柔軟に対応していく必要があります。