お台場レインボーバスがタッチ決済に対応
2024年11月1日、東京都お台場で運行されるお台場レインボーバスに新たなサービスが導入されることが発表されました。これは、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどのタッチ決済による乗車が可能になるという画期的な取り組みです。
便利なタッチ決済の導入
この新しいサービスは、株式会社kmモビリティサービス、三井住友カード、ジェーシービー、そして小田原機器、QUADRACの5社が協力して実現しました。乗客は、自分のカードや設定されたスマートフォンを専用端末にタッチするだけで、スムーズにバスに乗車できるようになります。
お台場レインボーバスは、品川駅港南口を起点にし、お台場までの最速運行時間はわずか16分。レインボーブリッジを渡り、台場地区の周辺施設を循環する便利な路線です。このタッチ決済サービスの導入により、現在の利用者に加えて、訪日外国人旅行者など多くの人々にとってさらに便利になりそうです。
タッチ決済の利便性
タッチ決済は、国際標準のセキュリティ技術を用いた、新しい決済方法です。これにより、利用者はカードをタッチするだけで支払いが完了するため、サインや暗証番号の入力が不要です。この手軽さが、大きな魅力です。たとえば、コンビニやレストラン、ショッピングモールなど、様々な場所で利用できるほか、今後ますます公共交通機関への導入が進むことが期待されています。
各社の役割
それでは、今回のタッチ決済導入における各社の役割について見ていきましょう。
- - 株式会社kmモビリティサービス:バスの運行、旅客案内、システム運用を担当。
- - 三井住友カード:キャッシュレス決済の導入支援や「stera transit」プラットフォームの提供。
- - ジェーシービー:安定した全世界でのタッチ決済ソリューションの提供。
- - 小田原機器:キャッシュレス決済システムの機器の開発。
- - QUADRAC:交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォームの提供。
今後の展開
「stera transit」は、三井住友カードが提供するタッチ決済ソリューションです。現金や事前チャージが不要になり、利用者の「利便性」が一段と高まることが期待されます。また、地域全体のキャッシュレス化を促進し、観光地としてのお台場の魅力をさらに引き立てる要因にもなるでしょう。
さらには、MaaS(Mobility as a Service)やスマートシティの認証基盤としての利用も期待されていますので、この取り組みがどのように発展していくのか、今後が楽しみです。
まとめ
2024年11月1日から始まるお台場レインボーバスのタッチ決済サービスは、ただの乗車方法の進化にとどまらず、旅行者や地元住民の利便性を向上させる大きなステップです。この技術を利用することで、より多くの方々に快適な移動手段を提供できることを、関係者一同期待しています。