アディッシュ、メタバースハラスメント対策を強化する新サービスを開始

アディッシュが提供するメタバースイベントパトロールサービス

近年、メタバースの市場は急成長を遂げており、2022年には461億ドル、そして2030年には5,078億ドルに達すると予想されています。この流れの中で、アディッシュ株式会社が新たに「メタバースイベントパトロールサービス」を提供開始しました。このサービスは、企業や自治体が主催するメタバースイベントにおける安心・安全な環境作りを支援するものです。

メタバースイベントの魅力とは？

メタバース空間は、アバターを操り自由に動き回ることが可能で、オンライン上でのコミュニケーションが容易です。このため、企業はメタバースを活用して多様なイベントを開催し、時間や場所にとらわれずに多くの参加者を集めることができます。また、匿名性が保たれているため、ユーザーは気軽に非日常的な体験を楽しむことができます。

メタバースハラスメントの問題点

しかし、メタバース空間も現実世界と同様にハラスメントのリスクが存在しています。例えば、他のアバターに対する暴言や接触などがパワーハラスメントやセクシュアルハラスメントとして問題視されています。これを受けて、総務省は「メタバースの信頼性向上に関する原則」を定め、関係者にはトラブル防止のためのモニタリングやユーザー保護機能の強化が求められています。

パトロールサービスの概要

アディッシュの「メタバースイベントパトロールサービス」は、イベント主催者とのヒアリングを通じて、どのようにパトロールするかやトラブルへの対処の方法を設計します。各メタバースプラットフォームには独自の文化があり、それに基づいてハラスメント行為を定義し、適切な対応を行います。もしハラスメント行為が確認された場合は、主催者に報告し、必要に応じて強制退室などの措置を取ることも可能です。