アイコネクト、新たな光ファイバーサービス「ヒカリfast」を発表

アイコネクトが新サービス「ヒカリfast」を開始

株式会社Ai.Connect（栃木県宇都宮市、代表取締役：松永侑祐）は、2025年8月18日より、全戸光ファイバー配線型の新しいインターネットサービス「ヒカリfast」を全国で展開することを発表しました。このサービスは、集合住宅において各住戸まで光ファイバーを直接配線することによって、高速で安定したインターネット接続を提供します。

増加する通信需要に応える新サービス

近年、テレワークやオンライン教育、動画ストリーミングサービスの利用が広がり、集合住宅内での高速で安定したインターネット接続の必要性が高まっています。これまでの多くの集合住宅では、共用部分までしか光ファイバーが引かれていないため、ユーザーは接続や速度に関する問題に直面していました。「ヒカリfast」は、これらの課題を解決し、次世代の通信需要に応える新しいインターネットサービスです。

主な特徴とメリット

「ヒカリfast」は、オール光配線方式（FTTR：Fiber to the Room）を採用しています。この方式は、各住戸への直接配線により、信号の減衰や外部ノイズの影響を最小限に抑え、他の居住者の利用に左右されない安定した高速通信を実現します。また、無線通信規格は「Wi-Fi 6」にも対応しており、すべての居住者に快適なネットワーク環境を提供します。

省エネ技術と維持管理の負担軽減

「ヒカリfast」では、電源を必要としない「無給電光スプリッター」を活用したPON（Passive Optical Network）技術を採用しています。これにより、従来の中間スイッチングハブなどの電源設備を省くことができ、コストやリスクを大幅に削減することが可能です。シンプルで高信頼性のネットワーク構成は、建物の維持管理における負担を軽減することにも寄与します。

将来的な通信技術の進化への対応

光ファイバー配線は将来の通信技術の進化にも柔軟に対応可能で、10Gbps以上の高速化にも適応できます。これにより、将来的な帯域需要の増加にもスムーズに対応でき、建物の資産価値を維持・向上させることが期待されています。

実証実験の結果

「ヒカリfast」のサービス提供開始に向けて、パートナー企業とともに実証実験を実施しました。実験では、安定した通信速度と高い信頼性が確認され、これを受けてサービス化が決定されました。

今後の展望

アイコネクトは「ヒカリfast」を単なる高速インターネットサービスとしてではなく、スマートホーム化を支える生活インフラの基盤と位置づけています。ハウスメーカーやデベロッパーとの連携を強化し、集合住宅における標準設備としての導入を推進する予定です。また、IoTデバイスとの連携を深め、次世代の住環境を実現するための付加価値の高いソリューションを提供していきます。

アイコネクトについて

アイコネクトは、集合住宅に特化したインターネットサービスを展開し、住環境の快適さとセキュリティの向上を目指しています。AIを活用した最新のソリューションも幅広く取り扱っています。さらに詳しい情報は、こちらの公式サイトをご覧ください。

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