中古マンションを選ぶ際の基準と周辺環境への意識調査
2025年1月から3月にかけて、株式会社MEMOCOが実施したアンケート調査により、中古マンション購入者132名の選択基準が明らかになりました。この調査は、購入経験者男女に対して行われ、年代や性別のデータも含まれています。
調査の概要
調査はインターネットを通じて行われ、回答者は男性63名、女性69名で構成されました。年代分布は、20代が約16%、30代が約25%、40代が最も多く約36%を占め、50代は約19%、60代以上は約4%でした。調査対象者の半数以上が30代から40代で、最も活発な時期に中古マンションを検討していることがうかがえます。
中古マンションの価格
調査結果によると、購入された中古マンションの価格帯では、2000万円未満が約42%、2000万円以上3000万円未満が約34%を占めていました。全体の76%がこの2つの価格帯に含まれ、多くの人が新築に比べて比較的低コストで購入していることが分かります。
中古マンション選びの際の周辺環境
中古マンションを選ぶ際、最も重視されている基準は「交通の便」で、約49%がこの要素を選びました。次いで「買い物のしやすさ」が約17%、「治安」が約16%という結果となりました。これらの項目は、日常生活を送るうえで非常に重要な要素であることが反映されています。
交通の便
「交通の便」を重視する理由としては、「高速道路や公共交通機関が近くにあると将来的に売却時にも有利だから」といった意見が多く見られました。また、「子供の通学に便利」や「生活の便利性」が重要視されていることも特徴的です。
買い物のしやすさ
「買い物のしやすさ」を重視する回答者は、「スーパーやドラックストアが近くにないと不便」という意見が多く、日常的な買い物の効率を考慮していることが分かります。特に高齢になると身近で手に入ることの重要性が増すようで、若い世代にもこの傾向が見られます。
治安
「治安」を重視する人々には子育て世代が多く、「安心して生活できる環境」が重視されていました。特に「小学校の近くや通学路の安全性」を気にする声が数多く寄せられました。
まとめ
中古マンション購入者の約76%が、外的要因として「交通の便」「買い物のしやすさ」「治安」を重視しています。購入価格は2000万円前後と、手頃である一方で、やはり人生において大きな買い物であるため、慎重な判断が求められます。これから中古マンションを選ぶ際は、周辺環境をしっかりとチェックし、自分の生活に合う物件を見つけることが大切です。