高齢者向けの新たなサービスプラットフォームが誕生
2024年9月14日に発表された総務省のデータによると、日本の65歳以上の高齢者数は3,625万人に達し、これは総人口の29.3%を占めており、過去最高の更新を記録しています。この状況を背景に、家事代行サービスを提供する株式会社CaSyと医療・福祉関連サービスに強みをもつワタキューグループが共同で新たな合弁会社を設立する運びとなりました。高齢者向けの多様なサービスを提供することを目的としたこの取り組みは、今後の高齢化社会における重要な挑戦として注目されています。
合弁会社『株式会社タノシルバ』の設立
CaSyとワタキューグループは、高齢者向けの家事代行サービスを中心とした包括的なサービスプラットフォームを構築するため、具体的な検討を進め、合弁会社『株式会社タノシルバ』を設立することに合意しました。この会社は、東京都品川区に本社を構え、代表取締役社長に大谷幸平氏が就任します。出資比率はワタキューグループが87%を占め、CaSyが13%を持ち、2024年11月の設立を予定しています。
高齢者とその家族のニーズに応えるサービス
CaSyの使命は、高齢者やその家族が「大切なことを、大切にできる時間を創る」ことを支援することです。そのために、CaSyの先進的な技術とワタキューグループのリソースを最大限に活用し、革新的なサービスを提供することを目指しています。エコシステムを構築し、多様なニーズに柔軟に対応できるサービスプラットフォームの実現を目指しています。
CaSyの家事代行サービスとは
CaSyは、家事代行業界のパイオニアとして、手軽で安心安全なサービスの提供を心掛けています。2014年の創業以来、ITマッチングを活用したスピーディーなサービスが特徴で、利用者は1時間2,790円からと手頃な価格でサービスを受けることができます。また、最短3時間後のサービス利用や、24時間365日オンラインでの依頼・キャンセルが可能です。これにより、多忙な家庭にとっても利用しやすい環境が整っています。
さらに、2022年には家事代行事業を主な事業とする企業の中で初めて東京証券取引所に上場し、オンライン本人確認によるセキュリティチェックを導入するなど、安心安全への取り組みも強化しています。
まとめ:未来の高齢者に向けたサービスへの期待
CaSyとワタキューの合弁会社設立は、高齢者向けサービスの新たな時代の幕開けを意味します。日本の圧倒的な高齢化に対処するため、技術革新に基づいた効率的なサービスが求められています。この新たなプラットフォームが、どのように高齢者とそのご家族の生活を支え、価値を提供していくのかが注目されます。タノシルバの今後の発展に、期待が寄せられます。