京セラとTactoTekの提携
2025-01-09 08:28:19

京セラとTactoTekが結ぶ未来のエレクトロニクスパートナーシップ

京セラとTactoTekが結ぶ未来のエレクトロニクスパートナーシップ



2025年1月9日、フィンランド・オウル及び日本京都で、射出成形構造エレクトロニクス(IMSE)のリーダーであるTactoTekは、京セラ株式会社から500万ユーロの出資を受けたことを発表しました。この戦略的パートナーシップは、両社が共に未来のエレクトロニクス技術を推進する重要なステップです。

パートナーシップの背景



京セラは、ファインセラミック部品や電子部品に関する豊富な知識と技術を持つ企業であり、IMSE技術を駆使した新ソリューション「HAPTIVITY(R)」をHAPTIVITY(R) iという形で進化させています。この新技術は、圧電アクチュエータを用いることで、直感的で軽快な操作体験を提供することを目的としています。

HAPTIVITY(R)の革新



京セラが開発したHAPTIVITY(R)プラットフォームは、圧力検知と触覚フィードバックを組み合わせることで、ユーザーにまるで直接触れているかのような体験を実現します。特に静電容量式のタッチインターフェースが、ユーザーの意図に応じて正確に反応し、誤動作を防ぐことができます。これは、特に多くのデバイスで一般的に使用されるユーザーインターフェースにおいて、着実にニーズを満たしていると言えるでしょう。

この新技術の革新は、京セラ自身がIMSE技術のライセンスを取得し、自社のハードウェアに統合しているため、従来の製品にはない独自の「薄さ」と「軽さ」を実現しています。TactoTekのCEO、Jussi Harvela氏は、京セラからの大規模な投資が市場の期待を示していると述べています。

新たな市場への挑戦



TactoTekは、その技術を活かしてエコシステムを広げ、設計者や製造業者、OEMブランドとの連携を強化しています。IMSE技術が特に効果的であるユーザーインターフェースや照明ソリューションは、今後ますますの普及が見込まれています。京セラ執行役員の池内雅文氏は、HAPTIVITY(R) iが業界に革命をもたらす技術であると自信を見せています。

「HAPTIVITY(R) iは、IMSE技術を用いて圧電セラミックを樹脂で封止することで、薄型・軽量設計を維持しつつ、HMIに触覚機能を持たせることに成功しました。これは、これまで不可能とされていた技術の実現を意味します」と述べています。さらに、IMSEは京セラの広範な製品ラインの統合を可能にし、さまざまな業界での適用を広げる可能性を秘めています。

TactoTekについて



TactoTekは、オウルに本社を置く企業で、金型内構造エレクトロニクス(IMSE)技術におけるグローバルリーダーです。自動車、航空、医療など多岐にわたる産業で、持続可能で差別化されたユーザー体験を提供することで評価されています。TactoTekの技術によって、デザイナーは従来の構造とは異なる、インタラクティブで魅力的なプロダクトを生み出すことができるのです。

まとめ



京セラとTactoTekの提携は、技術革新と新たな市場展開を期待させるものです。この協業により、次世代のエレクトロニクス技術が誕生し、業界全体にいる多くの人々に新たな体験を提供することでしょう。今後の進展に目が離せません。

IMSEはTactoTek社の登録商標です。HAPTIVITYは京セラ株式会社の登録商標です。

会社情報

会社名
京セラ株式会社
住所
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 京都府 京都市 京セラ TactoTek HAPTIVITY

Wiki3: 京都府 京都市 京セラ TactoTek HAPTIVITY

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。