インクルーシブデザインWS in 博多
2024-01-29 17:00:01
博多マルイでインクルーシブデザインWS開催!視覚障害があっても楽しめるボードゲーム「グラマ」体験も
博多マルイでインクルーシブデザインワークショップ開催!
2月18日(日)、福岡県福岡市博多区の博多マルイにて、インクルーシブデザインをテーマとしたワークショップが開催されました。主催は一般社団法人ビーラインドプロジェクト、共催は一般社団法人生き方のデザイン研究所、協力は博多マルイ(株式会社丸井)です。
このワークショップは、視覚障害のある人もない人も楽しめる社会の実現を目指し、インクルーシブデザインへの理解を深めることを目的としています。ワークショップでは、ビーラインドプロジェクトが開発した、視覚に依存しないボードゲーム「グラマ」を体験する企画と、博多マルイのユニバーサルデザイン設計を解説する企画の2部構成で行われました。
午前中はボードゲーム「グラマ」でインクルーシブデザインを体験
ワークショップの前半は、ボードゲーム「グラマ」を使ってインクルーシブデザインを体験しました。「グラマ」は、視覚障害のある人もない人も一緒に楽しめるように設計されたボードゲームで、2022年度グッドデザイン・ニューホープ賞を受賞しています。参加者は「グラマ」をプレイすることで、視覚情報に頼らないゲームデザインや、多様な人が楽しめるゲーム体験を肌で感じることができました。
午後は博多マルイを散策しながらインクルーシブデザインを学ぶ
後半は、博多マルイの施設内を実際に散策しながら、インクルーシブデザインの事例を学びました。博多マルイは、設計段階から身体障害のある方々の意見を取り入れ、多様な人が快適に過ごせるよう配慮された設計がされています。参加者は、生き方のデザイン研究所の専門家から、博多マルイの設計におけるインクルーシブデザインの取り組みについて解説を受けました。参加者は、実際に店舗を歩きながら、解説を聞き、デザインの工夫について理解を深めていました。
インクルーシブデザインの重要性
今回のワークショップを通して、インクルーシブデザインの重要性が改めて認識されました。インクルーシブデザインとは、全ての人が快適に利用できるよう、デザイン段階から多様なニーズを考慮する考え方です。視覚障害者だけでなく、高齢者や車椅子利用者など、様々な人が快適に過ごせる社会を作るためには、インクルーシブデザインの考え方を社会全体で共有し、実践していくことが重要です。
ビーラインドプロジェクトと生き方のデザイン研究所について
一般社団法人ビーラインドプロジェクトは、「『#見ても見なくても見えなくても楽しめる』を増やして、一緒にワクワクする世界へ」を理念に掲げ、視覚障害のある人もない人も楽しめる物の開発やイベントの主催、研修の実施を行っています。一方、一般社団法人生き方のデザイン研究所は、障害のある人もない人も共生する社会の実現を目指し、インクルーシブデザインのワークショップ事業や、障害者向けの小規模共同作業所の運営などを行っています。
今後の展望
ビーラインドプロジェクトは、今後もインクルーシブデザインの普及に取り組んでいくとしています。視覚障害のある人もない人も一緒に楽しめるイベントや製品開発を通して、よりインクルーシブな社会の実現を目指していくとしています。
今回のワークショップは、インクルーシブデザインへの関心を高め、多様な人が共に楽しめる社会を作るための第一歩となりました。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人ビーラインドプロジェクト
- 住所
- 東京都豊島区南大塚 2-45-11メゾンドールアム101
- 電話番号
-
080-9860-2418