ソウル製造企業の挑戦
2025-11-20 14:10:34
ソウルの製造企業が大阪で技術力をアピール、商談成功の兆し
ソウルの製造企業が大阪で技術力をアピール
2025年10月1日から3日まで、「Manufacturing World Osaka 2025」が大阪のインテックスで開催され、ソウル特別市に本拠を置く10社の機械・金属分野の企業が出展しました。現地バイヤーとの商談は約200件に及び、ソウルの製造業の高い技術力と国際競争力を証明する機会となりました。
展示内容と企業の特長
今回の展示は、ソウル特別市共同館として運営され、各企業は独自の技術や製品を通じて日本市場及び他国市場への進出可能性を探りました。以下は各社の特長です。
1. ケイワン (K-One) では、ロボット・自動化制御に特化したモーションコントローラや小型検査装置が展示されました。特に精密駆動制御技術は日本やインドのバイヤーから注目を集め、「高精度制御技術」として高評価を得ました。
2. シールリンク (Sealink) は、産業用シールユニットや気密部品を紹介。半導体や機械装置関連企業との詳細な商談を行い、122万ドル(約1億8千670万8千800円)の契約を推進しました。
3. ウシンFA&T では、医薬品や食品の包装ラインを自動化するシステムが話題に。特に小型精密包装機が薬局や病院向けに注目され、約5,000ドル(約76万5,200円)の契約が推進されました。
4. 巨山 (KS Precision) は、食品加工自動化設備に特化しており、栗皮むき機などを展示。製品の信頼性と知名度を高めるための実演も行いました。
5. セブンレーザー (Seven Laser) では、レーザー加工技術と環境配慮を融合させたスマート製造ソリューションを提案。58万2,000ドル(約8,906万9,280円)の契約を進めており、日本や東南アジア市場への展開を視野に入れています。
6. スノーモンス スキーエイト は、スポーツ・ヘルスケアの製造技術に特化し、9万ドル(約1,377万3,600円)の契約を推進中です。
7. マイクロウォーター (MicroWater) は、自動車安全センサーの展示が行われ、日本の自動車部品メーカーとの商談も多数実施されました。
8. ミソインタック (Misointech) は、自動シャッターモーター・ブレーキ技術に基づいた産業用モジュールを紹介しました。
9. 統一総合A/Sセンター (Tongil A/S Center) は、汎用の研削盤と旋盤システムを展示。初心者でも簡単に操作できるシステムは注目されました。
10. 漢拏ビーズテック (Halla Biztech) では、米粉加水機器を展示し、食品機械分野のバイヤーと交流を続ける予定です。
現地の反響と今後の展望
出展後、来場者や関係者からは、「ソウル都市製造企業の技術力は日本市場の高品質基準を十分に満たしている」との評価が寄せられました。各企業は、今後の日本及び海外市場への積極的な展開を計画しています。この展示会を通じて、ソウルの機械・金属製造業への関心と支援が一層高まることが期待されます。
会社情報
- 会社名
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ソウル経済振興院
- 住所
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