停滞する情報漏えい対策
最近、企業における情報漏えいの問題が再度クローズアップされています。特に、従業員による内部からの不正行為やミスによる情報漏えいが急増しているという現実が多くの企業の頭を悩ませています。ICT技術の進化と普及に伴い、セキュリティ・インシデントはますます多様化しています。今、企業や組織はどのようにこの問題に立ち向かうべきなのでしょうか?
内部からの漏えいがもたらすリスク
JIPDECが発表した「企業IT利活用動向調査2024」では、過去1年間に経験したセキュリティ・インシデントの多くが従業員によるデータや情報機器の紛失・盗難によるものであることが明らかになりました。具体的には、40.7%という高い割合がこの原因を挙げています。人為的なミスや内部不正もそれぞれ24.8%、16.2%となっており、外部の脅威だけでなく、内部の問題も深刻であることを示しています。
企業はすでに、様々な対策を講じているものの、実際には情報漏えいが減少するどころか、増え続けているのが現状です。そのため、さらなる対策と、その実施の効果を見直す必要があります。
PC操作ログの重要性
不正行為対策の一環として、PCの操作ログの監視は非常に有効です。操作ログを記録することで、誰がどのデータにいつアクセスしたのかが明らかになり、異常な行動を早期に発見する助けとなります。また、ログが常に監視されていることが抑止力にもなり、社員の不正行為を減少させる効果があります。しかし、単にログを収集するだけでは不十分です。操作ログが蓄積されても、その活用方法がわからないという声も多く聞かれます。
効率的な情報活用を目指して
こうした課題を解決するために、次回のウェビナーでは内部からの情報漏えいの対策を見直すための具体的な方法を提案します。システム管理者やセキュリティ担当者を対象に、実際にIT資産管理ツールを用いた操作ログの分析手法を紹介し、どのように内部脅威のリスクを可視化できるかを詳しく説明します。参加者は、ログ分析の重要性や、具体的な導入メリット、成功事例を学ぶことができます。
さらに、ログ分析に関する運用支援サービスについても紹介予定です。手作業のExcelによる分析に悩む方や、効率的な活用ができていないと感じる方にとっては貴重な機会となるでしょう。こうしたセミナーを通じて多くの企業が情報漏えい対策を見直し、実践的な対策を講じることが期待されます。
主催・協力
このウェビナーはCTCシステムマネジメント株式会社が主催し、株式会社オープンソース活用研究所が協力しています。お申し込みは下記のリンクから可能です。参加者にとって役に立つ情報を提供することを目指し、今後も定期的にウェビナーを開催していく予定です。
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