目黒区での女性健康サポートの新たな試み
2025年9月25日、東京商工会議所目黒支部主催の「東商マッチングピッチ in Meguro」において、mederi株式会社の坂梨 亜里咲代表が登壇し、女性社員の健康を支える福利厚生パッケージ『mederi for biz』について講演を行いました。これは、現代社会における女性の健康課題を深く理解し、効果的なサポートを提供するための重要な取り組みです。
講演の概要
今回の講演は、目黒区民センターで対面形式で行われ、53名の参加者が集まりました。坂梨氏は、以下のアジェンダに沿って講演を進めました。
1. 女性の生理回数と社会背景の変化
2. 月経トラブルがもたらす影響と経済損失
3. 『mederi for biz』のサービス内容
4. 導入メリットと企業の実績
社会背景と女性の生理回数
現代の女性は、晩婚化や出産回数の減少によって生理の回数が増加しています。かつては授乳等の理由で生理が少なかったため、女性の身体は変わらずとも、苦痛を感じる回数は増加しています。このような状況を受けて、さまざまな月経関連の問題が浮き彫りになっています。
特に、坂梨氏はmederiの会員に向けたアンケート結果を引用し、87%以上の女性が月経トラブルが仕事に影響を与えたと回答したことを強調。さらに、経済産業省の調査によれば、月経症状による年間の労働損失は約5700億円に達するとのことです。
日本のピル服用率の現状
多くの先進国がピルの普及に成功している中、日本は性教育の遅れからピルの服用率が低いのが現状です。2019年時点のデータでは、約3%と非常に少ないことが指摘されており、これは月経痛や生理不順の改善に寄与するためにも、社会の理解が必要であることを示しています。
mederi for biz:女性を支える福利厚生
これらの課題を解決するために、mederiでは『mederi for biz』という法人向けの福利厚生サービスを提供しています。このサービスでは、オンラインピル診療やウェルネスセミナー、アンケート調査など、企業のニーズに合わせたメニューを提供。
導入企業からは「生理による仕事への影響を軽減できた」「昇進の機会を得られた」といったポジティブなフィードバックが寄せられています。これは、社員のモチベーションやパフォーマンス向上、離職率の低下に貢献しています。
未来を見据えて
今後もmederiは、さまざまな世代と性別の人々に向けて、「生理やPMSに関する正しい理解」。また、各個人に最適な選択肢を提供するためのセミナーや啓発活動を続けます。オンラインピル診療サービス『mederi Pill』及び『mederi for biz』を通じて、女性が生きやすい社会の実現に向けたキャンペーンを推進していくとしています。
詳しくは、
mederi for biz概要ページをご覧ください。
公式サイト
一人ひとりが自身の身体をきちんと理解し、大切にできる社会の確立に向けて、mederiは確かな一歩を踏み出しています。