「Cleanse EX」が話題
2020-05-12 10:00:03
短期間で9万本の大ヒット!除菌抗菌液「Cleanse EX」の開発秘話
除菌抗菌液「Cleanse EX」の急成長に迫る
日本中で衛生管理の重要性が高まる中、除菌抗菌液「Cleanse EX」が販売開始から1ヶ月で9万本を超える売上を達成しました。この製品の成功の背後には、開発の秘話や様々なプロジェクトがありました。今回は、代表取締役の小野氏と株式会社ヒトクセの宮崎氏にその経緯を伺いました。
開発のきっかけ
小野氏によれば、新型コロナウイルスの影響で衛生用品が不足していた時期に、同社は新しい商品を考える必要に迫られました。関満博教授の「新しい環境に適応するから生き残る」という言葉が、彼らのモチベーションとなりました。特に、食料品と衛生用品の需要が高まる中、なおかつなかなか手に入らない状況が続いていました。
そこで、彼らは衛生用品に特化してSNSで情報収集を行い、群馬県の化学メーカーと接触。早速、15トンの除菌抗菌液の購入契約を結びました。しかし、この液体を入れる容器が全くないことに気付くのです。様々な容器メーカーに問い合わせた結果、在庫はゼロ。そのため、代替品を模索することになりました。
斬新なアイデアの誕生
新型コロナウイルスの影響で多くの製造がストップしている中、企業はやはり即戦力としてのアイデアが求められました。小野氏は、最終的に醤油やソースを入れるための「調味料入れ」に着目します。このプラスチック製の容器は、衛生商品には最適なサイズであり、持ち運びにも便利でした。
3月上旬には、すぐに製造体制を整え、3月16日に市場に出すことができました。リリースと同時に、東京と茨城の子ども食堂に240本を寄付するなど、社会貢献にもつながりました。
商品の特性と安全性
この「Cleanse EX」は、グレープフルーツの種子から抽出された天然成分を使用しており、化学物質を含まないため小さな子供やペットのいる家庭でも安心して使用できると好評です。特に、アルコールを使用せずにウイルス効果を持つ点が、他の製品との差別化になっています。
マーケティング戦略と流通
マーケティングの戦略としては、ドン・キホーテを選ばれました。その理由は、同社が新商品に反応が早く、全国展開しているためです。これにより、急速に市場に商品を配布でき、消費者のニーズに素早く応えることができました。
未来への展望
今後については、「大人数用の除菌抗菌液」を市場に提供していく方針です。また、さらなる販路開拓を行い、小売業界だけでなくホテルや事業会社もターゲットに据えた展開を考えています。ヒトクセとしても、社会に安心を届けられるようなプロモーションを展開していく予定です。
社会的な取り組み
さらには、「#SafeHandFish」というプロジェクトが立ち上げられ、余剰の容器に除菌抗菌液を充填し、フードケータリングや中食業界に無償で提供しています。これにより、衛生管理の重要性も広めていく狙いです。
「Cleanse EX」は、ただの製品に留まらず、社会課題に真っ向から挑む活動を展開しています。今後の展開からも目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
クリア電子株式会社
- 住所
- 西新宿6-15-1セントラルパークタワー ラ・トゥール新宿709号室
- 電話番号
-
03-5989-8100