港区立みなと科学館 2024秋の企画展「地球時間の旅」
2024年の秋、港区立みなと科学館にて新たな企画展がスタートします。「地球時間の旅 ~石ころから何が見える!?~」というテーマで、地球の歴史とその魅力に迫る展示が展開されます。
出展の概要
この展示は、10月8日から11月24日までの間にわたり、多目的ロビーで開催されます。48日間の開催期間中、特定の休館日が設けられており、来館は可能な限り計画的に行うと良いでしょう。
展示の内容
本展は、全6つのセクションに分かれており、それぞれ異なるテーマで私たちの生活と地球の成り立ちを結びつける内容が盛り込まれています。以下に各セクションの概要をご紹介します。
序章:ジオパークってなんだろう?
最初のセクションでは、ジオパークの概念が詳しく解説されます。ジオパークとは、地球科学的に重要な地域を保護し、教育や地域の持続可能な開発に寄与するプログラムです。日本には46のジオパークがあり、その役割について映像やパネル展示を通して理解を深めることができます。
第1章:ツナガル~現在の暮らしと文化に繋がる地球の歴史~
この章では、地球の活動によって形成された地形がどのように農業や観光、文化に影響を与えているかが紹介されます。具体的には農作物や特産品の栽培に適した土地の成り立ちや、観光地としての発展についても触れられています。
第2章:カラフル~様々な石たちが目の前の景色を彩る~
次のセクションでは、さまざまな色彩を持つ岩石や鉱物がどのように自然の美しさを造り出しているのかが展示されます。実物展示や顕微鏡を用いた写真により、地球が生み出したアートのような一面を楽しめます。
第3章:ツクル~日本列島を形作った地球の物語~
過去9000万年前からの日本列島形成の物語が、岩石や化石の実物展示を通じて紹介されます。火山活動によって変化した地形やその証拠となる化石も見ることができます。
第4章:ツタエル~豊かな暮らしと大地の物語を未来へ伝える~
地球から生まれる希少資源の重要性や、私たちの暮らしを守るための地域資源の保全についても学ぶことができます。
特別展示コーナー「関東の大地の物語」
東京、特に港区の地形や地質に焦点を当てた特別な展示も用意されており、立体パズルや復元模型を通して楽しみながら学ぶことができます。
イベント情報
展覧会期間中には、様々な関連イベントも開催される予定です。学びながら楽しめるプログラムが用意されているので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。たとえば、「石ころ探偵」になって石の起源を探るゲームや、講演会も行われます。
最後に
この秋、港区立みなと科学館で、「地球時間の旅」を通じて地球の歴史や自然の素晴らしさを再発見し、ぜひ興味を持っていただければと思います。科学の面白さを体感できる貴重な機会をお見逃しなく!
港区立みなと科学館の基本情報
所在地:東京都港区虎ノ門3-6-9
開館時間:9:00~20:00
休館日:毎月第二月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:無料(プラネタリウムは別途有料)