アニメ『世外』受賞
2025-12-03 11:46:18

アニメ映画『世外』、台湾で最優秀賞受賞!デジタルハリウッド大学から世界へ

アニメ映画『Another World(世外)』が金馬獎受賞



最近開催された「台湾金馬国際映画祭」にて、アニメーション映画『Another World(世外)』が見事に最優秀長編アニメ映画賞を受賞しました。この作品は、デジタルハリウッド大学大学院が開発した「日本IPグローバルチャレンジ・プログラム」によるもので、同大学院の教授である吉村毅の発案が基盤にあります。

この映画は西條奈加氏の人気小説『千年鬼』を原作にしています。ポリー・ユンが製作し、トミー・カイ・チュン・ンが監督を務めた本作は、香港のアニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONS LIMITEDとの国際共同制作によるものです。2025年春の完成を目指して制作が進められています。

受賞の背景と作品の特徴



『Another World(世外)』は、過去と未来の狭間に位置する幻想的な世界を舞台にしています。ストーリーは、死後の魂が「世外」と呼ばれる世界を旅し、精霊グドが少女ユリを導く様子を描いています。人間の感情に興味を持つグドが経験する成長の物語でもあります。

特に、制作前に香港フィルマートで行われた国際企画コンテストでグランプリを受賞した点が、映画制作の大きな励みとなったことでしょう。2025年には、アヌシー国際アニメーション映画祭での上映も予定されており、さらなる期待が寄せられています。

融合された技術と文化



日本の幻想文学に基づき、香港の豊かなアニメーション技術を融合させた本作は、国際市場での成功を目指しています。『千年鬼』のストーリーを新たな視点で生かし、デジタルコミュニケーション技術を活用して、斬新な映像作品へと仕上げられています。

監督とプロデューサーの背景



監督のトミー・カイ・チュン・ンは、香港城市大学のクリエイティブメディアスクールを卒業後、数々の短編アニメーション映画を手掛けてきました。また、ポリー・ユンは幅広いプロジェクトでの経験を持ち、多様なジャンルで活躍するプロデューサーです。二人の卓越したスキルがこの作品を支えています。

映画の未来



今後、『Another World(世外)』は10月29日より香港で公開予定であり、興行成績で初週1位を獲得するなど、非常に高い評価を受けています。2025年6月にはアヌシー国際アニメーション映画祭での上映を控えており、期待が高まります。

作品は、日本の文化と技術が融合した魅力が詰まった内容であることが、受賞の理由とも言えます。今後の国際的な展開を見逃せません。デジタルハリウッド大学の取り組みは、世界に向けて新しい物語を届ける力を持っています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
デジタルハリウッド株式会社
住所
東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F/4F
電話番号
03-5289-9241

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。