長濱蒸溜所が贈るシングルモルト「ザ・フィフスバッチ」発売

長濱蒸溜所の新たな挑戦

長浜浪漫ビール株式会社が運営する長濱蒸溜所は、日本最小規模のウイスキー蒸留所で、最新作「シングルモルト長濱 THE FIFTH BATCH」を2025年1月21日(火)に発売することを発表しました。この商品は、自社蒸留原酒だけから作られた、特別なシングルモルトウイスキーです。

製造の背景

長濱蒸溜所は1996年に開業し、その後2016年には本格的に蒸留所としての稼働を開始しました。設立から20年を迎えた長浜浪漫ビールの記念事業として、長濱蒸溜所が生まれました。今回の「THE FIFTH BATCH」は、2024年4月にリリースされる「THE Mont-Pérat BATCH」の後、再び単独の原酒を使用した最高のシングルモルトです。

特徴ある製法

製造過程では、「一醸一樽」の理念に基づき、熟成庫の中で厳選されたモルト原酒を使用します。具体的には、2020年に蒸留したノンピート原酒をアイラクォーター樽とKOVAL樽に詰め、約2年8ヶ月間熟成。その後、2023年8月にスペイン産オロロソシェリーホグスヘッド樽で約1年間の後熟を行いました。こうした過程を経て、味わい深いウイスキーが完成したのです。

テイスティングノート

「シングルモルト長濱 THE FIFTH BATCH」は、視覚的には深みのあるアンバーカラーで、香りにはフレッシュなオレンジや白桃といった果実の香りが立ち上ります。また、杏子飴の甘さに続き、カステラやメープルシロップかけのホットケーキのような温かさを感じるアロマも特徴的です。口に含むと滑らかな口当たりから、ナッツのようなナッティーなアクセントが広がり、余韻にはオロロソ樽由来のドライでエレガントなタンニンが心地よく残ります。