世界遺産検定準1級公式テキストの改訂が発表
株式会社マイナビ出版が、教育の一環として位置づけられた「世界遺産検定」の準1級公式テキストを約2年ぶりに改訂することを発表しました。このテキストは、文部科学省の後援を受けており、2024年に新設された級に伴う初の改訂版となります。新たに収録された情報には、2024年に登録予定の『佐渡島の金山』や、2025年に登録予定の『バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮殿群』など、最新の世界遺産情報が含まれています。
準1級公式テキストの内容
本書『ふみこんで学ぶ世界遺産700 世界遺産検定準1級公式テキスト』は、2026年1月時点で登録されている日本の遺産26件と、世界の遺産700件を豊富な写真と共に紹介しています。単純に事実を羅列するだけではなく、「海賊」や「文学」、「無形文化遺産」、「映画」など多様なキーワードを基に、約50のトピックが設けられているため、受験生は自分の興味に合わせて楽しみながら学ぶことができます。
また、受験においてはこのテキストからの出題が約8割を占めるため、しっかりと内容を把握することが合格へのカギとなります。テキストのキャッチコピーにもある「ふみこんで学ぶ」というコンセプトは、観光課題や戦争・紛争といった社会的なテーマを取り扱うことによって、一層深く学ぶことができるようになっています。
書誌情報と発売日
『ふみこんで学ぶ世界遺産700 世界遺産検定準1級公式テキスト』は、NPO法人世界遺産アカデミーが発行し、株式会社マイナビ出版から、2026年3月19日より定価3,850円(税込)で発売される予定です。判型はA5判、ページ数は454ページとなっています。また、現在のところ電子版の発売予定はないとのことです。
詳しい内容や予約情報については、公式サイトや各オンラインストアで確認することができます。特にAmazonでは、事前の予約が可能です。
世界遺産検定の背景
この検定は、ユネスコの理念を広めることを目的として、世界遺産アカデミーが実施しています。2006年に第1回検定が行われて以降、約40万人が受験し、特に20代を中心とした幅広い年齢層から支持を受けてきました。年に4回、全国の主要都市で開催されており、4級から最上級のマイスターまでの6段階に分かれています。
学校の授業にも取り入れられており、多くの受験者が「世界遺産を学ぶことで旅が一層充実した」と語っています。旅行好きな方や歴史に興味がある方には、魅力的な検定と言えるでしょう。
まとめ
マイナビ出版の新たなテキストは、世界遺産検定を通じて知識を深めるまたとない機会を提供します。世界の文化や歴史を探求するための第一歩として、多くの人がこの書籍を手に取り、自分自身の教養を深めていくことを期待しています。是非この機会を活用して、世界遺産について学びを深めてみてはいかがでしょうか。