AI録画面接評価ツール「QAmatch」がもたらす新たな採用の形
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)は、2025年4月16日よりAI録画面接評価ツール「QAmatch」の提供を開始します。近年、日本の労働市場は大きな変化を迎えており、採用担当者の負担がますます増加しています。特に、求職者と企業間のニーズが合致しない場合や、限られた人材の流動化など、採用選考は極めて難しい状況に立たされています。そのため、採用業務の効率化が急務となっています。
採用選考の課題
通常、企業は履歴書や職務経歴書をもとに候補者を選考しますが、これだけでは実際の人物像を完全には評価できません。面接の初期段階で、書類選考を突破した候補者が実際に面接でどれだけ自社にフィットするかは、面接官自身の主観に大きく依存しています。このため、「書類は良かったのに実際の面接での印象が異なる」といったギャップが生じることが多いのが現実です。
そこで、JMAMが開発した「QAmatch」は、録画された面接をAIが解析し、候補者の本当の人物特性を可視化することを目的としています。このツールを使うことで、候補者のコミュニケーションスキルや人間性を事前にしっかりと把握することができるのです。
QAmatchの仕組みと特長
「QAmatch」は、AIによって面接の録画映像を詳しく分析します。具体的には、候補者の話し方、表情、声のトーンなどをもとに、6つの評価軸でベーシックスキルを評価します。この評価により、採用選考に伴う「迷い」や「思い込み」を極力排除し、より正確に自社に合った人材を見つけることが可能になります。
特長1: 30年以上のアセスメント実績
JMAMは30年以上にわたり、多くの受験者を評価してきた豊富な経験を持っています。そのノウハウと、オプティメース株式会社の技術を融合させることで、客観的かつ定量的な評価が実現しました。これにより、個々の面接官による評価のばらつきを抑制できるのです。
特長2: 短時間で効率的な選考
「QAmatch」を用いる際の回答時間は約15分と短く設定されており、これにより候補者の負担も軽減されます。また、複数の書類選考と併用することで、面接前に候補者のコミュニケーション特性を評価し、自社によりフィットする人材を絞り込むことができます。
特長3: 多面的な評価
このツールの結果として、候補者の評価は内容面だけでなく、コミュニケーション面からも行われます。これにより、自社の求める人材像により的確にマッチした候補者をピックアップすることが可能です。また、個々の結果画面では、録画データの確認や話された言葉のテキスト表示ができ、より深い評価が行えます。
今後の展望
JMAMは、採用プロセスの効率化を更に進め、企業が自社に合った人材を見出せるようサービスの向上に努めていきます。「QAmatch」を通じて、企業が求職者に対してより良い面接の場を提供できることが期待されています。AI技術の進化により、採用市場の未来は大きく変わるかもしれません。
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