ジールとNECの協業による新たなデータ活用モデル
株式会社ジールは、NECとのパートナーシップを基に、データからビジネス知識を自動的に抽出するAIデータ分析プラットフォーム「dotData」を用いた実証実験を2026年7月より開始しました。本実証実験は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指すもので、データ収集や分析、意思決定支援に関わる熟練した知見を活かし、新しいデータ活用モデルの構築を目指しています。
実証実験の背景
近年、生成AIやAIエージェントの利用が広がっている中で、企業は分散したデータを有効に活用しようと奮闘しています。ただし、データの収集や整備には膨大な工数がかかり、データ品質にもばらつきが生じてしまい、十分な活用が難しい状況です。このような課題を解決するために、ジールはNECとともに「dotData」を用いた実証実験に取り組み始めました。
実証実験の目的
ジールは、長年の経験を活かしデータの利用文脈や意味を整理し、「AI-Ready Data」を迅速に整備することを目指します。これにより、AIエージェントが信頼できるデータを基にインサイトを得ることができ、特徴量生成の精度向上を図ります。
検証プロセスの詳細
本実証実験では、AIエージェントによる自律的分析フローが中心となっています。以下のプロセスがシームレスに検証されます:
- - データ特定:分析目的に基づき、必要なデータをAIが特定・抽出します。
- - データ構造化:データの意味や利用文脈を整理し、AIによる活用が容易な形に整えます。
- - インサイト創出:有効な特徴量やインサイトを自動生成し、新しい知見を提供します。
- - 結果解釈とアクション導出:複雑な分析結果をわかりやすく解釈し、ビジネス意思決定に活かします。
このように、実証実験では「AI-Ready Data」を基にした高度な分析と迅速な意思決定の有効性が検証されます。また、得られたデータ定義や利用文脈は継続的に蓄積され、組織全体でデータを価値ある資産にし、データ活用を促進する基盤を強化することが目指されます。
今後の展開について
ジールは、実証実験から得た知見を基に、「AI-Ready Data」やクラウドデータプラットフォームを組み合わせた新たなデータ活用モデルのサービス化を模索しています。専門知識への依存を減らし、自律的にデータやAIを活用できる環境を整備することが狙いです。加えて、データ品質向上やガバナンス強化にも貢献することを目指しています。
各社からのコメント
今回の協業について、dotData, Inc.のCEO 藤巻遼平氏は、「ジール社の経験とdotDataの技術が融合することで、高度なインサイトを生み出せると信じています。」と述べています。NECの森英人役員は、「ジールとの協業を通じて、ビジネスユーザーが自らAIを活用できる世界の実現を目指します。」と期待を寄せています。
ジールは、30年以上にわたるデータ活用の経験を生かし、企業のDX実現を支援するパートナーとして、データ活用機会の拡大や社会全体でのデータ活用促進を推進していく方針です。