株式会社プレイドが新たにコマースメディア事業を開始
株式会社プレイドは、企業が自社のサービスサイトやアプリ内で広告を表示することで新たな収益を見込むことができるコマースメディア事業の開始を発表しました。この事業はインターネット広告におけるリテールメディア市場の急成長を受けており、多くの業種からの参入が期待されています。
コマースメディア事業の背景
近年、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、アメリカの流通業界で発展したリテールメディアの概念が日本でも浸透しています。2024年にはリテールメディア市場が約4,692億円、2028年には約1兆845億円に達すると予測されています。これを受けて、金融サービスや航空、不動産など様々な業種がリテールメディアに参入し、広告マーケットはますます多様化しています。
既存のKARTEを通じて様々な企業の顧客データを収集・解析してきたプレイドは、広告接触体験をさらに向上させるために「KARTE Signals」をローンチしました。そして広告事業を展開する過程で、KARTE利用企業からのリクエストを受けて、コマースメディア事業「KARTE Offers」を立ち上げたのです。
KARTE Offersの概要
「KARTE Offers」は、企業の1st Party Customer Dataを活用したコマースメディア事業のトータルサポートを提供します。プレイド独自のAIモデルを利用して、広告配信のマッチング精度を高め、顧客体験を損なわない広告クリエイティブや配信ページの最適化を行います。
特に収益性を高めるために、KARTE Offersではオークション形式を採用し、広告の表示回数が適正な価格で取引されます。さらに、エンデミック広告(同一サービス内で完結する広告)とノンエンデミック広告(クリック後に別サイトへ遷移する広告)を同時にサポートします。現在、KARTE Offersのベータ版は2026年春頃の提供を予定しています。
企業のパートナーシップと採用
コマースメディア事業の開始に伴い、プレイドではパートナー企業の募集を行うとともに、新たなキャリアメンバーの採用を進めています。興味がある方は公式ウェブサイトのリンクから詳細をご確認ください。
KARTE Offers
プレイド採用情報
ビジネス職、エンジニア職それぞれのオープンポジションから応募が可能です。これからの成長が期待されるプレイドのコマースメディア事業に、ぜひご注目ください。
この新たな取り組みが、日本の広告市場における新たな潮流を作り出すことが期待されています。
今後の動向に注目が集まります。