オムロン発の新しい未来を描くプログラム「SFTiP」始動
オムロンのシンクタンクである株式会社ヒューマンルネッサンス研究所(HRI)と、インパクト投資を実践する株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)は、技術の社会実装に向けた新しいアクセラレーションプログラム「SINIC未来技術実装プログラム(SFTiP)」を立ち上げました。このプログラムでは、特に未来の社会を見据えた技術を持つ人材を募集しています。第1期採択者の申請が2026年9月8日からスタートし、未来を創造する場が整いました。
背景:社会実装の壁
日本には数多くの素晴らしい研究と技術が存在していますが、それらの多くは研究室にとどまり、実際の社会には届いていないのが現実です。研究者や学生が事業化や社会実装のスキルを実践的に学ぶ機会は限られており、それが技術の活用を妨げている状況があります。
さらに、現代が直面している社会問題は、複雑に絡み合っており、簡単に解決できるものではありません。技術の急速な進化と社会の変化により、「未来を見越して今何をするべきか」という考えを持った人材が求められる中、SFTiPは「研究開発と社会実装の断絶を埋める」ことを目指して誕生しました。
SFTiPの特徴:
SFTiPは、オムロン創業者である立石一真氏の「SINIC理論」とCMVのインパクト志向の事業開発手法を組み合わせた、国内でも類を見ないプログラムです。プログラムの主な特徴は以下の通りです:
- - 未来と過去の両方から課題を解く:SINIC理論を用いて技術や社会の未来変化を予測し、ICM手法で課題の歴史的背景を分析します。これにより、将来にわたって強いビジネスプランを構築することが可能になります。
- - 実践主義の実現:単なる講義に留まらず、プログラム参加者は実際に顧客へのヒアリングや販売を行い、仮説検証を進めていきます。
- - 少人数制での伴走:選ばれた採択者は約5名程度で、約4ヶ月間、シンクタンクとVCの実務家が伴走し、指導を行います。
- - Demodayでの共創機会:参加者は最終発表会で大企業や行政、潜在的な顧客と出会い、事業を進めるための共創パートナーを得ることができます。
プログラム概要と募集要項
プログラムは、全6回の対面開催で実施され、Demodayを含めた内容となっています。具体的なスケジュール予定は以下の通りです:
- - Day1:SINIC理論の背景とインパクト志向
- - Day2:課題設定
- - Day3:プロダクト開発と社会実装
- - Day4:アウトカムの特定
- - Day5:社会実装チャレンジ
- - Day6:インパクトプレゼンテーション
- - Demoday:発表会と交流会
募集対象と採択者
受講対象は主に40歳以下のU40の方々で、特に理系大学院生や研究者を歓迎します。技術や研究を社会に実装したい意欲を持つ方々に門戸を開いており、定員は約5名程度です。
応募はプログラム公式サイトから可能で、審査は書類選考の後、面談を経て行われます。選考基準には成長意欲や課題解決への熱意が求められます。
このプログラムを通じて、理論を学びながら実践力を磨き、より良い未来を共に創造していく挑戦が求められています。具体的な情報は公式サイトを確認してください。
最後に
SFTiPは未来へのロードマップを描くための重要な一歩です。このプログラムを通じて、新たな社会の創造に挑戦する人材が誕生することを期待しています。