今、私たちの社会で大きな課題となっているのが地球温暖化です。その影響を緩和するための取り組みは、もはや企業の規模にかかわらず重要視されています。特に中小事業者にとっては、脱炭素化の進展が求められている状況です。そこでこの度、大阪で「中小事業者のための省エネ・省CO₂セミナー」が開催されます。これは、一般財団法人大阪府みどり公社内の「大阪府地球温暖化防止活動推進センター」を中心に、大阪商工会議所やおおさかスマートエネルギーセンター、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所と共同で行います。
このセミナーの目的は、「先進技術による脱炭素経営の実現」です。日々進化するAI技術が、省エネ対策としてどのように活用されているのか、具体的な事例を通じて学ぶことができます。経済産業省近畿経済産業局からは、国の省エネルギー政策の最新動向について説明が行われ、その後、一般財団法人省エネルギーセンターの近藤氏によりIoT技術を用いた省エネ診断も紹介される予定です。
また、株式会社未来のコトの中農氏からは、同社が提供するAIを活用した省エネルギーシステムが解説され、中小企業における効果的な省エネ戦略が示されます。さらに、大阪府内で実際に脱炭素経営に取り組んでいる企業のケーススタディとして、株式会社加平の田所氏が講演を行います。彼の会社では製造工程のエネルギー使用量を見える化し、太陽光発電の設置を通じて省エネを実現しています。
このセミナーは、2030年に向けたカーボンニュートラルの実現に向けた重要な一歩です。既に大手企業が進める脱炭素化の波が押し寄せる中で、中小事業者も無視できない時代となりました。参加は無料で、会場参加とオンライン参加が可能ですので、どなたでも気軽に申し込むことができます。開催日は2026年1月28日(水)で、時間は午後2時から午後4時までの予定です。会場は大阪商工会議所で、参加申し込みはウェブから行える他、定員は会場参加120名、オンラインは定員無しです。
この機会に、中小事業者の皆様が省エネ対策を理解し、脱炭素経営へ踏み出すきっかけをつかむことができることを期待しています。セミナー参加のための申し込みは、2026年1月26日(月)17:00まで受け付けています。皆様のご参加をお待ちしています。