農業DX「レポサク」受賞
2022-10-31 22:00:09

農業革新の決定版!「レポサク」が農林水産技術会議会長賞を受賞

農業革新の決定版!「レポサク」が農林水産技術会議会長賞を受賞



エゾウィン株式会社が開発した農業DXシステム「レポサク」が、令和4年度の農林水産技術会議会長賞を受賞しました。この受賞は、現代の農業に求められる効率化やデータの一元管理を実現する技術革新を評価されたものです。特に、TMR(Total Mixed Ration)利用型酪農における生産プロセスの管理を効率化したことが、その大きな要因となっています。

TMR利用型酪農における生産プロセスの管理


高品質な生乳や乳製品の需要が高まる中で、酪農家は生産の効率化を求めています。エゾウィンが開発した「レポサク」は、飼料生産やTMR製造の効率化を実現し、乳生産データと飼料生産履歴データを一元的に管理できるシステムです。これにより、生乳生産のプロセスを改善し、平均的な個体乳量を6%向上させることに成功しました。

リアルタイムモニタリングシステムの導入


「レポサク」では、リアルタイムモニタリングシステムを搭載しています。これにより、飼料生産作業車両の位置や進捗状況、さらにはバンカーサイロの踏圧状態をリアルタイムで把握できます。これまでの無線では把握しきれなかった細かな状況が、スマートフォンやパソコンから確認できるようになりました。

自動化による省力化


加えて、設定した飼料量が自動的に排出される飼料タンクのシャッター自動開閉装置も導入され、作業の省力化が進みました。また、生産履歴や成分情報といったデータを搾乳ロボットデータと統合することで、さらなる生産プロセスの効率化を図っています。これらはすべて、構成酪農家が共有でき、相互に検討することが可能です。

経済的なメリット


TMRセンターの構成員はこれらのシステムを活用することで、生乳生産プロセスの改善が期待できるだけでなく、サイレージ品質向上による飼料コストの削減も見込まれています。農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)は、酪農業界全体に大きな革新をもたらす可能性を秘めています。

エゾウィン株式会社の取り組み


エゾウィン株式会社は2019年に設立され、農業の未開拓市場におけるテクノロジーの導入を推進してきました。代表の大野宏氏は、「私たちの取り組みが、農業の未来に貢献することを願っています」と語ります。今後もさらに多くの農家が「レポサク」を利用し、効率的で持続可能な農業を実現していくことが期待されています。

まとめ


「レポサク」の受賞は、農業DXの重要性を示すと同時に、酪農業界の革新の象徴です。これからも新たな技術の導入によって、農業の未来が開かれていくことを願います。エゾウィン株式会社のさらなる活躍に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
エゾウィン株式会社
住所
北海道標津郡標津町字川北63-7
電話番号
0153-85-2800

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