増加する猛暑に人々が求める新しい生活スタイル
近年、猛暑がますます厳しくなり、私たちの働き方にも変化が見られます。株式会社Rebaseが運営するレンタルスペースのマッチングプラットフォーム「instabase(インスタベース)」が実施した調査によると、回答者の4人に1人が涼しく過ごせる新しい場所を探しているという結果が出ました。これは、特に高温が続く夏に、在宅勤務や通勤が困難であるため、多くの人々が自宅やオフィス以外の「働く場所」を求めていることを示しています。
変化する働く場所の選択肢
今年の気象庁は最高気温40℃以上の「酷暑日」を新たに設けるなど、夏の暑さの厳しさは増しています。在宅勤務では冷房代が嵩む一方、オフィスへの通勤も辛い。そんな中で多くの人々が「家か会社か」という二択から脱却し、その日のスケジュールに合わせた働く場所を選ぶようになっています。調査によれば、この夏あらたに始めたい暑さ対策として最も多かった選択肢は「涼しく過ごせる行きつけの場所を新しく見つける」で、24%に上りました。
多様な場所での勤務スタイル
調査結果では、長時間過ごす場所として自宅84%に加え、カフェ41%、ショッピングモール23%、図書館13%、レンタルスペース12%、コワーキング10%という結果が出ています。特に、レンタルスペースやコワーキングスペースの利用が増加していることから、仕事をするための「居場所」が多様化している様子が伺えます。
暑い日に増加する予約件数
昨夏の実績を見ても、最高気温35℃以上の日にはレンタルスペースの仕事利用が平常時の14.5%増加しました。一方、パーティーなど遊びの用途は横ばい。要するに、猛暑が続くことで、避暑地としての利用よりも「集中できる場所」が求められているのです。人々は、涼しい環境を求めて新しい「行きつけ」とも言えるスペースを探すようになっているのでしょう。
ハイブリッド勤務の進化
働き方別に見ると、ハイブリッド勤務者はカフェやコワーキングスペースなどを利用する頻度が高く、自宅やオフィスに縛られない柔軟な働き方を選択しています。一方、フルリモート勤務者は自宅を主に利用する傾向が強いとのこと。これを見ると、ハイブリッド勤務者が働く場所を意図的に選び直し、最適な環境を模索している様子がうかがえます。
職業別の「場所選び」
職業によって選ばれる「涼しい場所」も異なるのが興味深いところです。
- - 営業職:外回りの合間に「車内」で過ごす(12%)
- - デスクワーク職:カフェでの作業を好む(21%)
- - 経営者・フリーランス:静かな「個室」を求める(50%)
- - 学生:娯楽施設を利用(33%)
- - 主婦・主夫:ショッピングモールでの時間を選ぶ(45%)
これらの結果から、同じ暑さでも各々のライフスタイルや働き方によって選ばれる「涼しい場所」が異なることが分かります。移動が多い人、子育て中の人、集中したい人など、全ての人がその時その環境に合った場所を見つけています。
「行きつけ」を持つことが新しい働き方
猛暑の中、涼しい場所が選ばれる理由は「涼しさ」が最も重要だとされ(80%)、次いで「長時間いても気兼ねしない」という要素が挙げられています。攻めの姿勢が感じられる今、単に安いだけではなく、気持ちよく過ごせる居場所を求める声が大きくなっています。これからの働き方として、自らの「行きつけ」を持つことが新たなスタンダードになっていくかもしれません。
調査概要
- - 調査名:夏のレンタルスペース利用に関する調査(インスタベース調べ)
- - 調査方法:インターネット調査
- - 調査期間:2026年6月26日〜7月3日
- - 調査対象:インスタベース利用者
- - 有効回答数:433件
この情報は、「instabase」から提供されたもので、多くの人々が快適に働くための新たな選択肢として注目されています。特に、働き方が多様化している今、どう行きつけスペースを選ぶかは、人生の質を変える重要な要素になりつつあります。