千葉大学先進学術賞が若手研究者を称える授賞式を実施
千葉大学は、次世代を担う若手研究者の育成を目的として「千葉大学先進学術賞」の授賞式を開催しました。この賞は、創設以来の「千葉大学先進科学賞」を引き継ぎ、令和2年度から新たな形で表彰が行われています。
先進学術賞の目的
先進学術賞は、自立した若手研究者の活動を奨励し、ユニークな視点や革新性を持つ研究成果を広く社会に発信することを目指しています。受賞者は特に優れた研究能力を示した個人として、各々の研究テーマにおいて顕著な成果を上げたとして評価されています。
2024年度の受賞者たち
今回の授賞式は2024年10月10日(木)に行われ、受賞者5名が表彰されました。授賞式では、横手幸太郎学長から受賞者に感謝状とトロフィーが贈られました。受賞者は以下の通りです:
研究テーマ:伝統と経験的知見を統合した徳の理論に基づく現代社会における「生き方」
『Virtuous Life in Our Century: A Unity of Tradition and Empirical Findings of Virtues』
研究テーマ:プログラムの意味と検証のための数学的基盤
『Mathematical foundations for program semantics and verification』
研究テーマ:進化理論の応用による新領域の開拓
『Exploring new research areas through the application of evolutionary theory』
研究テーマ:高活性炭素種を用いた新しい分子変換法の開発と合成展開
『Development and synthetic applications of novel molecular transformations using highly active carbon species』
研究テーマ:健康都市・空間デザインの基礎・萌芽的研究及び産学共同研究による社会実装の推進
『Research on Healthy Urban and Spatial Design and Promotion of Implementation through Industry-Academia Collaboration』
研究発表も併せて行われる
授賞式当日は、受賞者各自による研究発表も行われ、研究内容や今後の展望についてのプレゼンテーションが行われました。参加者は、新しい発見や研究の可能性について熱心に耳を傾け、若手研究者の情熱と専門性に感銘を受けていました。
今後も千葉大学は、創造的で革新的な学術研究の発信を通じて、社会に貢献するための努力を続けます。受賞者たちの挑戦と成果が、次世代の研究者たちに刺激を与えることを期待しています。
そうした意味においても、千葉大学先進学術賞は今後の研究界における重要な役割を担っていると言えるでしょう。