セーフィーとMODEが進化させる水中ポンプ監視技術
東京都品川区に本社を構えるセーフィー株式会社は、クラウド録画サービスで市場シェアNo.1を誇り、建設業界に特化したAIアプリケーションの開発に取り組んでいます。この度、米国カリフォルニア州に本社を持つMODE, Inc.との協業により、「BizStack Construction Apps」の第1弾として「水中ポンプ死活監視App」を提供し始めました。この新たなソリューションは、特にトンネル工事における水中ポンプの監視を目的としており、現場業務の効率化と安全性向上を実現します。
本サービスの背景
2024年までに、日本の高齢化は大きな問題となり、労働力供給が著しく減少する「8掛け社会」の到来が予想されています。特に土木・建築業界では、作業員数の不足により、22%もの不足が見込まれています。この結果、事故や災害後の復旧作業が遅れ、インフラの維持が困難になる恐れがあります。モニタリング技術の導入により、現場の限られた情報を素早く把握し、適切な対策が講じられることが望まれています。
水中ポンプの重要性
トンネル工事では、排水作業を行うために水中ポンプが利用されますが、もしもこのポンプが稼働を停止すると、坑内に水が溜まるリスクが生じます。これにより、工期遅延や作業員の安全を脅かすことになります。従来の巡視方法では手間と時間がかかり、問題が発見されるまでに遅れが生じることもあります。そのため、新たに開発された「水中ポンプ死活監視App」は、この課題を克服するためのものです。
アプリの機能
このアプリは、現場の水中ポンプの稼働状況をセンサーで監視し、異常や停止が発生した際には、AIがリアルタイムでチャットやダッシュボードを通じて関係者に通知します。これにより、稼働状況を常時把握し、迅速な対応が可能になります。特に、視界が限定された現場での重大事故のリスク軽減につながります。
また、現場に設置されるクラウドカメラと連携することで、映像に基づいた状況把握が可能となり、巡視コストの削減や迅速なトラブル対応が実現します。職員が現場にいなくても、状況を把握しやすくなります。
想定されるユースケース
このアプリは、以下のようなさまざまな現場で活用されることが期待されています。
- - ダム工事での湧水排水作業
- - 臨海工事におけるドライアップ作業
- - シールド工法を用いたトンネルでの排水作業
サービスの導入について
セーフィーは、今後も映像データを起点としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していきます。これにより、現場の安全性と効率性を向上させるとともに、より多くの現場で新しい技術を適用し、未来の建設現場を築いていくことが期待されます。皆様の業務が安全かつ効率的に進むよう、引き続き努力してまいります。 本サービスに関するお問い合わせは、セーフィーまでご連絡ください。