イオンの技術革新
2025-10-09 10:57:02

イオンスマートテクノロジーのクラウドネイティブ内製化支援の最前線

イオンスマートテクノロジーのケーススタディ



株式会社エーピーコミュニケーションズは、イオングループのデジタル戦略を担うイオンスマートテクノロジー株式会社の支援を行いました。2025年10月9日には、両社の協力のもとで展開されたクラウドネイティブ内製化およびプラットフォームエンジニアリングに関する導入事例を発表しました。この取り組みは、イオンスマートテクノロジーのSRE(Site Reliability Engineering)チームおよびプラットフォームエンジニアリングの強化に直結し、開発の迅速化を促進しています。

イオンスマートテクノロジーのミッション



イオンスマートテクノロジーは、イオングループ内でスーパーマーケットからクレジット業務まで担当する200社以上の企業を支援し、テクノロジーを通じて事業の成長を促すことを目指しています。同社は、エンジニアリングに必要な知見やリソースに課題を抱えており、その解決策として株式会社エーピーコミュニケーションズとの連携を選びました。これにより、クラウドネイティブ開発とプラットフォームエンジニアリングを核とした新たな体制が築かれました。

課題と解決策



イオンスマートテクノロジーは、ソフトウェアの老朽化問題やベンダーへの依存度が高いため、Azureに関する知見を持つエンジニアが不足していました。これが、クラウドネイティブ開発への移行を妨げる要因となり、内製化を進める上での技術的制約となっていました。

こうした問題に対処するために、エーピーコミュニケーションズはMicrosoft Azureに関する専門性と豊富な経験を活かし、以下の支援を実施しました。

  • - クラウドネイティブ内製化の支援
当社のエンジニアは、イオンスマートテクノロジーに直接参画し、開発プロセスの効率化と生産性の向上をサポートしました。また、Azure関連の勉強会を通じて社内の知識向上にも貢献しました。

  • - プラットフォームエンジニアリングの推進支援
Platformチームの設立と運営に協力しながら、Terraformコードのリファクタリングやモジュールの整備を遂行しました。さらには、HashiCorp Vaultを導入し、シークレット管理のセルフサービス化を実現しました。これにより、認知負荷を軽減し、組織全体でのプラットフォームエンジニアリングの推進基盤が整いました。

成果と将来の展望



このプロジェクトを通じて、イオンスマートテクノロジーはSREおよびPlatformチームの強化に成功し、技術開発のスピードを大幅に向上させることができました。今後は、両社の協力関係を一層深め、クラウドネイティブ開発のさらなる内製化とプラットフォームエンジニアリングの強化に取り組むことで、イオングループ全体の競争力を向上させていく方針です。

この取り組みの詳細については、こちらから確認できます。


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会社情報

会社名
株式会社エーピーコミュニケーションズ
住所
東京都千代田区鍛冶町2-9-12神田徳力ビル 3階
電話番号
03-5297-8011

トピックス(IT)

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