東京都港区で運行されているコミュニティバス「ちぃばす」のバス停に、株式会社YE DIGITALが提供する「スマートバス停」が導入されました。
このスマートバス停は、NECネクサソリューションズ株式会社が販売しており、リアルタイムなバスの接近情報や混雑状況、遅延や運休時の運行情報などを提供することで、利用者の利便性向上とバス運行の効率化を目指しています。
今回導入されたのは、「六本木ヒルズ」「田町駅東口」のバス停と、日本赤十字社医療センターのエントランスに設置された「モビリティサイネージクラウド」です。
「六本木ヒルズ」と「田町駅東口」のバス停には、スマートバス停「Type-B」が設置されています。このタイプは、市街地モデルとして開発されており、バスの接近情報や時刻表、遅延や運休時の運行情報などを表示することで、利用者にわかりやすく情報を提供します。
一方、日本赤十字社医療センターのエントランスに設置された「モビリティサイネージクラウド」は、病院への乗り入れバスである東京都交通局「学03」「学06」系統の運行情報も表示しています。
このスマートバス停の導入は、フジエクスプレス株式会社が、荒天時の遅延や運休時の迅速な運行情報提供の課題を解決するために行われました。
今後、港区コミュニティバス「ちぃばす」の運行情報提供がさらに充実していくことが期待されます。
今回の港区コミュニティバス「ちぃばす」へのスマートバス停導入は、公共交通機関の利便性向上にとって大きな一歩と言えるでしょう。
リアルタイムな運行情報や遅延情報などを提供することで、利用者は待ち時間のストレスを軽減し、スムーズな移動が可能になります。また、バス事業者にとっても、運行情報の迅速な提供や運行状況の把握などが容易になり、より効率的な運行管理が可能になります。
スマートバス停は、バス利用者だけでなく、バス事業者にとってもメリットが大きいと言えるでしょう。今後は、より多くの地域で導入が進み、公共交通機関の利便性向上に貢献していくことが期待されます。
また、今回の導入事例は、公共交通機関のDX化が加速していることを示しています。スマートバス停以外にも、様々な技術を活用したサービスが開発され、利用者の利便性向上や社会全体の効率化に貢献していくでしょう。