馬渡島のアップサイクル
2025-09-07 09:33:17

馬渡島の子どもたちが描く!アップサイクルコースター制作の取り組み

馬渡島の特別な日:子どもたちと進める環境意識向上活動



2025年9月4日、佐賀県の唐津市立馬渡小中学校で行われた特別なワークショップが、子どもたちの創造力と環境保護の意義を同時に感じさせてくれました。この日は、NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)が主催する「プラスマLIFEさが」事業の一環として、ペットボトルキャップをアップサイクルしたオリジナルコースターの制作が行われました。

アップサイクルの意味と必要性



「プラスマLIFEさが」は、地域で集めたプラスチックごみをただ捨てるのではなく、再利用や資源循環の形で活かしていくことを目的としています。馬渡島でのビーチクリーン活動を通じて回収したペットボトルキャップをどう活用するか、それが今回のワークショップのテーマだったのです。子どもたちが自分たちの島を愛し、守るための具体的な行動を通して、環境への関心を高めるきっかけとなりました。

コースター制作の流れ



このワークショップでは、ペットボトルキャップを金型に流し込み、成形するまでの一連のプロセスを実施しました。中学生が小学生をサポートする形で、子どもたちの協力が必要不可欠でした。特に、宝物のように扱われるビーチクリーンで回収されたペットボトルキャップは、まさにこのイベントの象徴とも言えます。

コースターのデザインは、島の自然や文化をもとに子どもたち自身が自由に描いたもので、ヤギやイノシシ、トンビなどの動物、また島固有の果物「元寇」に至るまで多彩です。参加した子どもたちの思いが詰まったデザインは、彼らのクリエイティブな表現を引き出しました。

生徒からのメッセージ



ワークショップの終わりに、参加した子どもたちからは環境への思いが語られました。「生き物がマイクロプラスチックを誤飲しないようにしたい」「ゴミを海に出さない循環を広げたい」「資源を大切にする」という意見は、彼らがこの活動を通して学んだこと、そして将来への願いを反映しています。

コースター制作の成果を通じて、彼らはただ作るだけではなく、そこから何を学び、どう次に生かしていくのかを自らの言葉で考えたのです。生徒たちの姿からは、環境問題の解決に向けた次世代のリーダーが育っていることが伺えました。

離島同士のつながり



また、ワークショップの最後には、万博 Blue Ocean Dome「対馬ウィーク」のデジタル波絵馬に、一人ひとりが「海への願い」を記入しました。この行為は、馬渡島と対馬の間に新しいつながりを築く一環として、多くの参加者にとって特別な意味を持つものでした。未来の海への希望を共有することは、離島同士のつながりを強め、さらに多くの人々に環境意識を広める一歩となります。

未来への展望



今後も唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)は、佐賀県内外の離島で同様の活動を続け、地域住民と協力しながら環境教育や生物多様性の保全に取り組んでいく方針です。持続可能な社会のモデルを示すことで、地域から全国へとその輪を広げていくことを目指しています。この取り組みが、次世代のリーダーたちの学びの場となり、地域の未来を築く力となることを願っています。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人唐津Farm&Food
住所
佐賀県唐津市浦5409番地7
電話番号
090-3263-4557

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