海を愛する心を育てる!「習わないことを学ぼう!海が好きになるツアー」
2025年10月26日、兵庫県明石市で「習わないことを学ぼう!海が好きになるツアー」というユニークなイベントが実施されました。このツアーは海と日本プロジェクトinひょうごが主催し、小・中学生を対象に30名が参加しました。この取り組みの背景には、参加した子どもたちが『ひょうごの水産業をもっと知ってもらいたい!』との思いから、新たなイベントを自ら企画したことがあります。
このツアーは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ美しく豊かな海を引き継ぐために実施されています。海を通じて人と人がつながる重要性も強調されています。
イベントの詳細
- - 日程: 2025年10月26日
- - 場所: 兵庫県明石市
- - 参加対象: 小・中学生30名
- - 協力団体: 兵庫県漁業協同組合連合会
漁業のプロによるレクチャー
当日は、小学1年生から中学1年生までの参加者たちが集まりました。最初に、前年に実施されたイベントの様子を動画で視聴し、体験者の話を聞くことからスタートしました。その後、兵庫県漁業協同組合連合会の西本さんが、地域の漁業や海の保全に関する講義を行いました。子どもたちは興味深く耳を傾け、積極的に質問をしながら学びを深めていきました。
体験プログラム
プログラムは次のような内容で構成されました。
1. プランクトン調査
まずは、吉備国際大学の堀先生の指導のもと、採取した海水を顕微鏡で観察しました。動物性プランクトンの速さに驚いたり、目に見えない植物性プランクトンの美しい形に感動したりと、参加者たちは新たな発見を楽しみながらメモを取りました。
2. エビ釣り
このプログラムは参加者が一番楽しみにしていたもので、実際に生きたエビを釣り上げ、串揚げにしていただきました。新鮮なエビの味わいは、参加者にとって特別な体験となったことでしょう。
3. タッチプール
地元で獲れたカワハギやヒラメなどの魚とふれあうプログラムでは、参加者たちは生きた魚を間近で観察し、その特徴に興味を持っていました。
4. 耳石探し
参加者はカタクチイワシやアジ、ママカリの耳石を探しました。耳石は魚によって異なる形や大きさがあり、手やピンセットを使って探す作業は、子どもたちにとって楽しい手作業となりました。
5. チリメンモンスター探し
最後は、ちりめんじゃこの中に隠れている海の生物を見つけるコーナーです。普段食べるタコやイカだけでなく、タツノオトシゴやウオノエなど珍しい生き物にも出会うことができました。
イベントの締めくくり
全てのプログラムを終え、兵庫県が誇るノリを使ったお菓子が参加者へ贈られ、プログラムの修了証が渡されました。イベント後のアンケートでは、多くの参加者から「楽しかった!」や「海が好きになった!」との感想が寄せられ、成功裏に終了したことが感じられました。
今後の展望
このようなイベントを通じて、ひょうごの海や魚についてもっと学んでもらえる機会を今後も増やし、地域の海の豊かさを次世代に継承していきたいと思います。
団体概要
一般社団法人 海と日本プロジェクトinひょうごは、海への興味・関心を高める活動や海洋ごみ問題の啓発に取り組んでいます。
公式ウェブサイト
海は私たちの生活を支え、日々多くの喜びをもたらしてくれます。そんな大切な海を未来に引き継ぐために、今後も様々な取り組みを続けていきます。