パルシステム東京がEV車両導入へ
生活協同組合パルシステム東京は、持続可能な社会を実現するための一環として、この10月に新たにEV車両を14台導入しました。これにより、都内で稼働中のEV車両は27台に増加し、2050年のカーボンニュートラルの目標に向けて大きな一歩を踏み出しました。
EV車両の詳細
導入されたEVは、いすゞ自動車製の「ISUZU ELFmio EV」です。この車両は普通免許で運転でき、ドライバーの表情を監視し異常を検知する「EDSS(ドライバー異常時対応システム)」を搭載している点が特長です。生協による宅配サービスにおいては、パルシステム東京が初めてこの車両を採用しました。特に静かな走行音や振動の少ない乗り心地は、住宅街での配送に適しており、安全性にも配慮されています。
既に導入済みの他のEVトラックの性能を参考にし、今回の9台の「ISUZU ELFmio EV」の導入が決定されました。
再生可能エネルギーの活用
さらに、これらのEV車両が運行される配送拠点10カ所では、再生可能エネルギーを主な電源として使用しています。約70%の施設は、太陽光などによる自家発電やパルシステム電力が供給するCO₂排出削減に寄与する電力を活用しています。この「パルシステムでんき」は、再生可能エネルギーとFIT電気を組み合わせた電源で、利用者に持続可能なエネルギーの選択を促進しています。
脱炭素社会実現への努力
パルシステム東京は、2030年までに2013年度比で46%のCO₂排出量削減を目標に掲げています。この取り組みは、さまざまな組織との協力を通じて進められており、持続可能な未来に向けた重要な一歩を踏み出しています。
今後も、再生可能エネルギーの活用やEV車両のさらなる導入を続け、脱炭素社会の実現に向けた努力を続けていく所存です。私たちの未来を変えるための重要な挑戦に、ぜひ注目していただきたいと思います。