西武鉄道の運賃上限変更案についての意見募集が開始
西武鉄道の運賃上限変更について
令和7年3月14日、西武鉄道株式会社が旅客運賃の上限変更に関する認可申請を行いました。これを受けて国土交通省は、利用者からの意見を広く募る為のパブリックコメントを実施することを発表しました。
運賃変更申請の背景
鉄道事業法に基づき、鉄道会社は旅客運賃の設定において国土交通大臣の認可を受ける必要があります。認可の際には、効率的な経営の下で適正な原価に利潤が加えられた適切な価格であることが求められます。
今回の申請における運賃改定率は、普通運賃が11.9%、定期運賃が9.2%となっています。通勤を目的とした運賃においては10.0%の上昇が見込まれています。一方、通学に関しては運賃は据え置かれています。全体の改定率は10.7%に達します。
バリアフリー料金の変更
なお、鉄道駅におけるバリアフリー料金は運賃改定に伴い廃止される予定です。これにより現在のバリアフリー料金加算後の運賃の改定率は上記の通りですが、バリアフリー料金を除いた場合は、普通運賃の改定率は16.8%、定期運賃は15.4%となります。
今後の手続き
西武鉄道の申請は、今後運輸審議会に諮問される予定です。パブリックコメントで集まった意見は、審議会の報告に活かされることとなります。利用者の意見が今後の運賃設定に反映される可能性があるため、意見募集は重要なプロセスといえるでしょう。
皆様の意見を大切に
国土交通省では今回のパブリックコメントを通じて、利用者の率直な意見を反映し、より良いサービスの向上を目指しています。運賃変更についてのご意見をお持ちの方は、是非この機会にお声をお寄せください。
意見募集の詳細は、国土交通省の公式ホームページに掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ先
意見に関するお問い合わせは、国土交通省鉄道局鉄道事業課にて受け付けています。直接お電話でお尋ねすることも可能です。皆様の率直なご意見をお待ちしております。
電話番号:03-5253-8111