カルビーと亀田製菓が共同研究を実施
カルビー株式会社と亀田製菓株式会社は、和洋女子大学との協力を通じて、1~2歳の幼児のスナック菓子や米菓の食べ方に関する共同研究を行いました。この研究では、約30名の幼児を対象にし、それぞれの食べ方を観察した結果、食品の形や硬さに応じて食べ方が変わることが明らかになりました。研究成果は、2026年5月31日に「日本咀嚼学会雑誌」に掲載される予定です。
共同研究の背景
スナック菓子や米菓は、幅広い年齢層に愛されていますが、特に幼児向けの食品は、彼らが初めて触れるお菓子の世界として重要な役割を果たしています。カルビーと亀田製菓は、それぞれが持つスナックや米菓の専門知識を生かし、2025年から「お菓子ならではのワクワク」をテーマにした協働プロジェクトを展開しています。この研究は、その一環として実施されました。
研究の概要
- - 論文タイトル: 幼児向け菓子の食べ方観察からみた、摂食機能発達に対する有用性の検討
- - 調査時期: 2025年6月
- - 研究対象者: 千葉市内の保育園に通う1~2歳の幼児(離乳食を終えて幼児食に移行した児)
- - 対象人数: 約30名(同意を得た幼児)
- - 観察方法: ビデオ撮影による観察
研究結果
この観察の結果、以下のいくつかの重要な知見が得られました。
1.
食べ方の調整: 幼児たちは、スナック菓子の形状を見て食べ方を調整している姿が観察されました。片手でお菓子を持ち、指でつまみながら口に運ぶ様子が確認されました。
2.
硬さによる変化: 幼児は、食品の硬さを感じ取り、咀嚼の回数や食べ方を変化させていることがわかりました。
3.
個人差: 幼児それぞれに、食べ方には個人差がありながらも、全体として安全に菓子を摂取していることが確認されました。
研究に対するコメント
この研究には、カルビーの常務執行役員である中野真衣氏や、亀田製菓の研究所所長である伊藤彰氏が自社の視点からコメントを寄せています。
中野氏は、幼児向けスナックの観察を通じて、「子どもがいかに柔軟に食べ方を調整するかを確認できた」とし、今後の商品の研究開発への意義を強調。伊藤氏も、米菓の多様な形状や硬さが子どもにとっての楽しさを醸成する重要な要素であると述べています。
さらに、和洋女子大学の名誉教授である柳沢幸江氏も、幼児の食べ方に個人差があることや、親の働きかけの重要性について言及しています。
研究の意義と今後の展望
1~2歳の幼児は、食生活の基礎となる大切な時期です。本研究の知見は、幼児期の食事における貴重なデータとなり、今後、企業としても幼児向け商品の開発に活かしていくことが期待されます。カルビーと亀田製菓は、お客様のニーズに応える革新的な価値を創造し、市場の可能性を広げ続けていく方針です。
共同研究を通じて得られた貴重な知見を基に、これからも両社は協力し、子どもたちの健全な食生活を支える商品を開発していくでしょう。特に、今後の方向性として、幼児の発達段階に合わせた食品選びや調理法の工夫が重要になってくると考えられています。これにより、子どもたちが健康的に成長するための食文化を育てていくことが期待されます。