環境問題と向き合うシンポジウム開催のお知らせ
環境問題への関心が高まる中、国立環境研究所(茨城県つくば市)が2025年7月26日(土)に、対面形式での公開シンポジウムを開催します。このシンポジウムは、6年ぶりの開催となり、環境問題に関心がある方にとって非常に貴重な機会です。テーマは「研究者ってどういう仕事?〜環境研究の最前線〜」。
このシンポジウムでは、マイクロプラスチックによる海洋汚染や熱中症の影響、外来種の脅威といった、私たちの日常生活と深く関わる環境問題について、研究を行っている研究者たちが実際の現場での経験や見解を語ります。
環境問題に関する多様な講演内容
シンポジウムのスケジュールには、様々な講演が予定されています。具体的には、以下の内容が盛り込まれています:
- - 海洋流出マイクロプラスチックの汚染実態と生物影響:マイクロプラスチックが生態系に与える影響や、その拡大の実態について語ります。
- - 気候変動下の熱中症の現状と将来及びその対策:熱中症のリスクが増大する気候変動の現状を取り上げ、その対策についても議論します。
- - 奄美大島における外来種フイリマングースの根絶と在来生物の回復:外来種の影響とそれに対する取り組みについて、奄美大島の事例を紹介します。
これらの講演では、単に研究成果を伝えるだけでなく、聴衆からの質問を受け付ける対話形式も取り入れており、参加者がより主体的に学べる環境が整えられています。
研究の最前線を知るポスター発表
さらに、ポスター発表も行われ、研究者たちは自らの研究内容を紹介します。廃棄物処理からのPFAS排出に関する調査、ヒアリの定着防止に向けた技術開発、地球温暖化によるアオウミガメへの影響予測など、最前線の研究を共有する場となるでしょう。
研究者の素顔に迫るパネルディスカッション
特に注目されるのが、研究者たちによるパネルディスカッション「私が研究者になったワケ」です。このセッションでは、研究者たちが自身のキャリア選択の背景や職業の魅力、苦悩などを語ります。中高生や大学生にとって将来の進路を考えるうえで非常に参考になる内容です。
開催概要
- - 日時: 2025年7月26日(土)13:00〜16:30(12:00受付開始)
- - 場所: つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)
- - 対象: 学生や一般の方、教育関係者、メディア関係者など
- - 参加費: 無料(事前登録制)
参加を希望される方は、専用フォームから事前にお申し込みが必要です。
申し込みはこちら:
国立環境研究所シンポジウム申込ページ
このシンポジウムを通じて、環境問題についての理解を深め、未来を考えるきっかけとしましょう。あなたの参加をお待ちしています。