STU48が広島市での平和文化活動に参加
瀬戸内を拠点に活動しているアイドルグループSTU48が、広島市から「平和文化アンバサダー」としての役割を担い、平和に関する意識を広めるために活動しています。8月20日(水)には、プロバスケットボールチーム広島ドラゴンフライズが主催する「#おりづるリレー」の企画報告会に参加しました。
この報告会には、STU48のキャプテンで広島出身の岡田あずみさんと、長崎出身の尾崎世里花さんが出席し、折り鶴を通じての平和のメッセージを発信しました。彼女たちが参加した「#おりづるリレー」は、参加者が折り鶴を折り、その鶴に平和についての思いを込めたコメントを添えた動画を投稿する取り組みです。この動画はXにハッシュタグ「#未来へ繋ぐ #おりづるリレー #SDGs」と共に投稿され、広がっていくリレー形式が特徴です。
献花と折り鶴の寄贈
報告会では、広島ドラゴンフライズの代表取締役社長である浦伸嘉氏や選手たちと共に、平和記念公園の「原爆死没者慰霊碑」へ献花し、その後、折り鶴を寄贈しました。この活動は、地域の平和への思いを具体的に形にする重要な機会となりました。さらに、岡田さんと尾崎さんは、おりづるタワーでのセレモニーにも参加し、ここでも折り鶴の投入式が行われました。
岡田さんは「初めてこの企画に参加できたことを嬉しく思います。幼少期から平和学習で折り鶴を折ってきましたが、これからも平和について考え、伝えていきたい」と語りました。一方、尾崎さんは「おりづる大使として活動し、折り鶴を再生紙として新たな形で未来へ繋げています」と述べ、アイドルとしての役割を強く意識していることを明かしました。
平和をテーマにした楽曲のリリース
STU48は、8月に平和をテーマにした新曲『青空を語り合おう』をリリースしました。この楽曲は、平和な世界を目指すための寄付金として広島市に全額寄付されることが決まっています。岡田さんは「歌やダンスを通じて平和の想いを多くの方に届けていきます」と話し、尾崎さんも「パフォーマンスを超えて平和を伝えることができると感じています」とコメントしました。STU48は今後も、この活動を通じて平和の大切さを広めていく方針です。
幅広い参加者による平和の訴え
「#おりづるリレー」は、2021年に広島の武田高校から提案されたプロジェクトで、毎年多くの方々が折り鶴とメッセージを共有しています。今年は2025年に向けて5年目を迎え、より多くのスポーツクラブや広島出身の著名人が参加しています。このデモンストレーションは、平和への声を届ける意味でも意義深い活動となっており、特に今年は被爆80年という節目の年でもあります。
結び
STU48は、今後も平和を願い、様々な形でこの活動に取り組んでいく姿勢を示しています。ファンとともに折り鶴を折り、平和の理念を実現するために、一人一人の思いを大切にしながら活動を続けていきます。彼女たちの活動が、より多くの人々に平和の重要性を伝えることを心より願っています。