グローバル・インフラを学ぶ夏期インターンシップの新たな挑戦
公益財団法人日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団(以下、日本GIF)は、2024年8月から10月にかけて、全国の大学生を対象とした夏期インターンシッププログラムを開催しました。これは、グローバル・インフラストラクチャーへの興味を引き出すことを目的とした教育活動で、今年で4回目を迎えました。
このプログラムは、特にユニークな内容を含んでおり、対面式およびオンラインで行うことができるよう設定されています。全国から選ばれた意欲ある学生が集まり、各グループに対して具体的な調査テーマが提供されました。特に、今年は「離島における『蓄電インフラ』導入可能性評価」というテーマに取り組むことになりました。
プログラムの初日は8月3日と4日、東京の中心で対面式のミーティングが開催され、参加者は2つのチームに分けられました。1つはミクロネシア連邦のポンペイ島チーム、もう1つはセーシェル共和国のマヘ島チームです。両チームはそれぞれ特定の環境や背景の中での調査を行うことになり、夏休みを利用しながら独自の研究を進めました。チューターの指導の下、数回のオンラインセッションを経て、学術論文形式の仕上げを行いました。
この活動の成果として、10月6日には成果発表会が行われました。各チームは自分たちの研究成果を発表し、専門家からの講評を受ける貴重な機会を得ました。発表後には質疑応答が行われ、参加者一同が活発な議論を交わす場となりました。
参加したインターンからは次のような感想が寄せられました。
- - 調査や話し合いの中で新たな視点が得られ、非常に面白かった。
- - 知識の異なるメンバーと共同作業を通じて多くの刺激を受けた。
- - 日常では考えないグローバル・インフラについて理解を深める良い機会となった。
最終的に、参加者たちは、自分の専門分野外のテーマに触れることで新たな発見を得られたとともに、研究の成果を一つの形に出すプロセスは非常に意味深いものでした。また、来年以降の後輩にもこのプログラムをお勧めしたいという意見も多く寄せられました。
日本GIFは、今後もこの夏期インターンシッププログラムを継続し、多くの大学生に体験と交流の機会を提供していく方針です。プログラムへの参加申し込みは毎年4月頃から開始するため、興味のある学生は日本GIFの公式ウェブサイトで詳細を確認することをおすすめします。グローバル・インフラの重要性を広く知ってもらえるこの取り組みが、次世代を担う学生たちにインスピレーションを与えることでしょう。