横浜市の漏水検知
2025-06-19 13:31:20

AI活用による横浜市の水道漏水検知プロジェクトの挑戦

AI活用による横浜市の水道漏水検知プロジェクト



2024年11月22日、東京科学大学が支援するベンチャー企業、wavelogy株式会社と横浜市水道局が共同で、横浜市内における水道管の漏水をAIで検知する実証実験を開始します。この実証は、現在の漏水調査を効率化し、技術者不足の解消に向けた重要なステップです。

実証実験の狙いと背景


現在、多くの水道インフラは高度経済成長期に整備されたものであり、劣化が進行し、年間2万件以上もの漏水や破損が報告されています。更に、技術者の確保が難しくなっており、漏水調査における専門的な技術の継承が問題となっています。これは、人口減少や地震などの自然災害の影響によって悪化しています。横浜市は、こうした問題を解決するため、音聴調査による漏水調査を積極的に進めており、外部委託も行っています。

実証の進め方


実証の目的は、従来の漏水調査フローを変更することなく、音聴棒や漏水探知機にデータ収集装置を取り付け、位置情報や音データの収集を行うことです。収集したデータはAIによって解析され、漏水診断をサポートします。これにより、技術者不足による遅延の回避や調査業務の効率化が期待されています。

AIによる漏水診断の精度向上


さらに、専門技術者がAIの診断結果を評価し、フィードバックを行うことで、診断の精度を向上させる検証も行います。また、判定結果の可視化と技術者育成支援ツールの構築も予定されています。これにより、技術者の作業負担を軽減し、次世代技術者の育成を図ります。

実証の期間と場所


この実証実験は、横浜市水道局の漏水調査エリアで行われ、2024年11月22日から2026年3月31日までの期間にわたり、漏水音データの収集や解析が行われます。最終的には、2028年度の実用化を目指しています。

まとめ


wavelogy株式会社は「音で新たな産業を創造」し、AI技術を活用して、流体関連の問題を解決することに力を注いでいます。今回の横浜市におけるプロジェクトは、漏水調査業務の効率化を図り、ひいては人々の安心・安全な水環境の確保に貢献することを目指しています。水道インフラの維持管理は重要な社会的課題であり、AI技術の進展が期待されます。


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会社情報

会社名
wavelogy株式会社
住所
文京区本郷6-25-14宗文館ビル3階文京区本郷6-25-14宗文館ビル3階
電話番号
070-4710-2547

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