SaaS利用は増加傾向、管理の課題も浮き彫り:freeeが調査結果を発表
freee株式会社は、同社が提供するSaaS管理ツール「Bundle by freee」の利用状況を調査した「情シスのSaaS利用実態調査レポート」を公開しました。今回の調査は、経営者・情報システム担当者1,019名を対象に実施されました。
調査結果によると、有償のSaaSを利用している企業は66%に達し、SaaSが社会に浸透していることがうかがえます。特に、1〜5個のSaaSを利用している企業が最も多いことがわかりました。この背景には、リモートワークの増加や就労環境のDX化が挙げられます。
さらに、SaaSの利用数は2年前と比較して80%以上増加傾向にあることも明らかになりました。従業員数が増加するにつれてSaaSの導入数も増加傾向にあることから、中堅・大企業のDX化や働き方改革が企業における課題となっていることが窺えます。
しかし、SaaS利用の増加に伴い、情報システム部門では新たな課題も浮き彫りになっています。調査では、情報システム部門が最も時間を割いている業務として、「ヘルデスク」、「SaaS関連業務」、「その他」、「社内IT機器のキッティング」が挙げられました。特に「SaaS関連業務」は20%を占め、SaaS管理のための業務が新たな負担となっていることがわかります。
SaaS管理の負担を軽減するため、SaaS管理システムの導入が進んでいます。調査によると、SaaSを利用する企業の54%がSaaS管理システムを利用しており、特にSaaS利用数が20個以上の企業では70%以上が導入しています。SaaS管理システムを導入した企業の79%は、導入効果を実感しており、入退者に伴うSaaSアカウントの発行削除などの工数削減やコスト削減が主な効果として挙げられています。
「Bundle by freee」でSaaS管理を効率化
「Bundle by freee」は、情報システム部、コーポレートIT部、人事部、総務部向けの作業自動化ツールです。200種類以上のSaaSと連携し、入退社時や異動時のアカウント発行・削除、アカウントの棚卸し作業などを自動化します。さらに、外部共有されたファイルやフォルダの棚卸しや、人事データの統合も可能です。
freeeは、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、誰もが自由に経営できる統合型経営プラットフォームを目指しています。同社は、SaaS型クラウドサービスを提供するだけでなく、パートナーや金融機関との連携を通じてオープンなプラットフォームを構築し、「マジ価値」を提供し続けています。