未使用のはがきが未来を変える
認定NPO法人シャプラニールが、新たに「あなたのはがきが、だれかのために。」キャンペーンを始めました。このキャンペーンは2025年12月23日から2026年3月31日までの期間中に実施され、未使用や書き損じたはがき、さらには切手や貴金属といった多様な寄付物品を全国的に募ります。目指すはがきの数はなんと40万枚です。
寄付の背景と目的
近年、「年賀状じまい」という言葉が広がり、年賀状の発行枚数が減少しています。これに伴い、寄付活動に対する影響も懸念されています。また、郵便料金の改定によって交換手数料が値上がりしているため、寄付の確保がこれまで以上に重要になっています。そこで、寄付対象に貴金属や商品券、外貨を加えたことで、より多くの人々に参加してもらえる機会を広げています。
本キャンペーンに寄せられた寄付は、バングラデシュやネパールでの児童労働問題の解決や教育支援に結び付けられ、貧困をなくすための社会貢献に活用されます。
どのように寄付が活用されるのか
未使用のはがき10枚の寄付は、例えばバングラデシュの少女たちの教育に役立ちます。具体的には、未投函の年賀はがき10枚で、約700円が教育費用に変わり、教育を受ける権利を奪われた少女たちのために使われます。これにより、彼女たちは字を学び、未来への可能性を広げることができます。
寄付物品の受け付け対象は、未使用はがきのほか、書き損じたはがきや旧価格のはがき、未使用の切手、貴金属、外貨、商品券、テレフォンカードなど多岐にわたります。必要な物品は、具体的に申込ページで確認できます。
参加方法と意義
寄付の手順は簡単です。未使用のはがきやその他対象物品を封筒や段ボールに入れ、指定された住所宛に送付するだけです。送付先は東京都新宿区西早稲田にあるシャプラニールの事務所で、詳しい住所などは公式サイトに記載されています。
また、企業や団体によるはがき回収ボックスの設置も呼びかけています。社内での取り組みが、SDGsへの貢献に繋がることも視野に入れています。
お問い合わせ
寄付に関する質問や参加についての詳細は、シャプラニールの電話やメールで行われており、定休日は日曜・月曜です。支援が必要な少女たちに届く未来のため、皆さんの協力を待っています。
まとめ
本キャンペーンは、未使用はがきを通じた新たな社会貢献活動として注目を集めています。自宅やオフィスに眠る不必要な物が、誰かの未来を確かなものに変える力を持つのです。ぜひ参加して、多くの子どもたちの未来を応援していきましょう。