海藻専門店SEASON、陸上養殖で新たな海藻文化を育成
海藻専門店SEASONは、宮城県南三陸町に拠点を置き、地域の海藻文化の未来を見据えた新しいプロジェクトを開始しました。2026年8月から、希少海藻である「マツモ」と「タオヤギソウ」の陸上養殖が国内初めて実施され、これを支えるためのクラウドファンディングが2026年9月15日に始まります。この取り組みは、海藻を楽しむ仲間を増やすことを目的としています。
海藻の消費量が減少する現状
近年、日本の食卓から海藻が姿を消しつつあります。日本人一人当たりの海藻消費量は平成初期のピーク時から半減しており、海面養殖で海藻を育てる生産者数も1998年から2023年の25年間で約56%も減少しています。このような状況の中、海藻消費市場は長期的に縮小しています。そこで、より多くの人に海藻の魅力を知ってもらう必要があります。
南三陸町の魅力と海藻文化
SEASONが位置する南三陸町は、海と山が近く、自然の恵みを肌で感じられる地域です。この町では地元漁師がワカメやコンブなどを海面養殖しています。国内で生産されるワカメの約70%は三陸沿岸で育ちます。ここに根付いた海藻を食べる文化をつなげていくために、SEASONは海藻の陸上養殖に挑戦しています。
陸上養殖の新たな試み
海洋環境の変化や高水温、食害といった課題を受けて、SEASONでは企業や大学と協力し、6年間の研究を重ね、陸上養殖の実現にこぎ着けました。施設では半閉鎖循環式の養殖方法を取り入れています。この方法は、伊里前湾から汲みあげた海水を浄化しながら使用するもので、水質を一定に保ちながら環境負荷を減らすことができます。これによって、持続可能な海藻生産が可能となります。
海藻の楽しみ方を提案
SEASONは、育てた「マツモ」と「タオヤギソウ」を食卓で味わってもらうことで、新たな楽しみ方を提供していきたいと考えています。クラウドファンディングのリターンには、マツモ・タオヤギソウの初回生産分が届く「お試しセット」、温めるだけで楽しめるスープキットやしゃぶしゃぶセット、そして陸上養殖施設の見学体験も含まれています。
地元の食材を守り続ける
"マツモ"はもともと三陸地方で古くから親しまれてきた高級海藻で、かつては年間300kgの収穫量がありましたが、今では激減しています。"タオヤギソウ"も全国で見かけられる海藻ですが、養殖には試行錯誤が必要であり、新たな食材として調理方法を研究しています。
仲間を増やす挑戦
私たちが求めるのは、「支援者」ではなく、海藻を楽しむ仲間です。知られざる海藻の魅力を共に発見できる経験を通じて、新しい食文化を築いていきたいと考えています。皆さんもぜひ一度、マツモやタオヤギソウを試してみてください。
海藻の未来をともに作る
私たちSEASONは、海藻を育てる場所だけでなく、触れ、食べることができる体験を提供する場所を南三陸に作っていきます。すでに海藻カフェや養殖施設のほか、民泊も計画中で、さまざまな方法で地域の食文化を楽しんでいただけるよう努力しています。
このクラウドファンディングには、海藻を「育てる」だけでなく、実際に食べに来てくれる人を増やすための資金として使われます。新しい商品開発からレシピの提案、海藻を楽しむ体験づくりのために、皆さんのご支援をお待ちしています。
クラウドファンディングの詳細
- - プロジェクト名:海藻をもっと自由に!南三陸から、海藻を楽しむ仲間を増やしたい。
- - 実施者:海藻専門店SEASON(株式会社阿部伊組)
- - 実施期間:2026年9月15日〜10月25日
- - 目標金額:180万円
- - プラットフォーム:CAMPFIRE
- - 詳細なURLはこちら
会社情報
海藻専門店SEASONは、2020年に設立された海藻に特化した会社です。未来の海藻食文化をつなげるため、様々な商品開発やカフェの運営を行っています。連絡先:
[email protected]