アポロファンドとパナソニックオートモーティブが戦略的提携を発表
アポロファンドがパナソニックオートモーティブとの提携を発表
2024年3月29日、アポロ(ニューヨーク証券取引所:APO)は、管理するファンドがパナソニックホールディングス株式会社のグローバルリーダーであるパナソニックオートモーティブシステムズ株式会社の過半数の株式を取得する契約を締結したと発表しました。取引の評価額は3,110億円となり、今後の調整を経てクロージングを迎える予定です。これに伴い、パナソニックは同社の少数株を保有し、戦略的な関係を維持していく方針です。
先進自動車技術の未来
パナソニックオートモーティブは、先進的なインフォテインメントシステムや車載エレクトロニクスの設計・製造を行うTier 1サプライヤーとしての地位を有しています。同社は顧客との強固な関係と技術革新の実績を基に、市場での強力なポジションを確立しています。
アポロの日本代表パートナーである岡本哲士氏は、このことを受けて「パナソニックオートモーティブと協力し、事業の成長を加速できることを非常に嬉しく思っています。今回の提携は、日本の大手企業との確かな実績を背景にしたものです」と意気込みを語っています。
同様に、アポロのパートナーであるマイケル・リース氏も「私たちの自動車部品サプライヤーへの投資の経験を活かし、パナソニックオートモーティブが次の成長段階への支援ができることを楽しみにしています」と述べ、自社の支援を強くアピールしました。
パナソニックの思い
一方、パナソニックの代表取締役社長である楠見雄規氏は、「アポロはパナソニックオートモーティブにとって大切なお客様や従業員の考え方を理解し尊重してくれるパートナーです。今回の提携により、グローバルプレーヤーとしての成長が期待されます」と期待感を示しました。
アポロの投資戦略
アポロは、プライベート・エクイティからイールド、ハイブリッドまで幅広い投資戦略を展開しており、顧客のニーズに応える革新的な資本ソリューションを提供しています。2023年12月31日現在での運用資産額は約6,510億ドルに達しており、強固な基盤をもちています。このような実績を背景に、パナソニックオートモーティブとの提携を進めることに決めたのでしょう。
自動車業界における変革
「100年に一度の変革期」という言葉が使われる中で、パナソニックオートモーティブには、新しい価値を顧客に提供するポテンシャルがあると永易正吏社長は語ります。今後、アポロとの戦略的提携を通じて、グローバルトッププレーヤーとしての地位を確立し、革新を続けることが期待されています。一般的なクロージングの条件が整えば、取引は2025年第一四半期に完了する予定です。
このように、アポロファンドとパナソニックオートモーティブの戦略的提携は、自動車業界に新たな風を吹き込み、さらなる技術革新と成長を促進する可能性があると多くの関係者が注目しています。今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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Apollo Global Management, Inc.
- 住所
- 9 West 57th Street42nd Floor, New York, NY 10019 (USA)
- 電話番号
-
212-515-3200