ユーグレナ・エポラが島根でハラール認証を取得しムスリム市場を開拓

ユーグレナ・グループとエポラがハラール認証取得

2023年10月5日、株式会社ユーグレナと株式会社エポラは、エポラ出雲工場において一部製造ラインがハラール認証を取得したことを発表しました。これにより、ユーグレナ・グループは原料の粉末生産から最終製品まで、一貫してハラール対応が可能となりました。

ハラール市場の潜在性

ユーグレナ・グループは、過去に八重山殖産において、微細藻類であるユーグレナおよびクロレラのハラール認証を取得しています。このたびの認証取得により、さらに多くのムスリム（イスラム教徒）に向けた製品を展開できる基盤が整いました。現在、世界には約20億人ものムスリムがおり、今後もその数は増加すると推測されています。この市場は、急成長が期待される重要な分野なのです。

具体的な展開戦略

エポラのハラール認証取得を受けて、ユーグレナ・グループはアジア特にマレーシア市場への製品展開を強化する方針を打ち出しました。ハラール製品の需要に的確に応えるため、現地のニーズに対応した製品開発を進めていきます。ユーグレナは、サステナビリティを重視した企業として、地域に根ざした事業展開を模索し続けています。

認証取得に関する詳細

- 認証取得日: 2025年10月5日
- 認証機関: 一般社団法人ジャパン・ハラールファンデーション
- 対象ライン: エポラ出雲工場内の一部製造ライン

この様に、ユーグレナ・グループは一貫したハラール製品を製造するための設備投資を行い、大きな市場機会を捉えようとしています。サステナブルな食品開発にも力を入れており、様々な国際認証を通じて、その信頼性を高めています。

海外事業の展望

ユーグレナ・グループは、ハラール認証に加えて、米国のGRAS認証やコーシャ認証、ASC-MSC海藻認証も取得しており、国際的な基準をクリアした素材を提供しています。特に米国市場など、海外でのビジネスチャンスを拡大するために、藻類由来の素材の原料供給や製品展開を geplant しています。これにより、アジア市場での競争力を高めるだけでなく、持続可能な成長を見込んでいます。

ユーグレナ・グループの背景

社の設立は2005年であり、当初から微細藻類の食用培養に取り組んでいます。ユーグレナを利用した食品や化粧品の開発・販売、さらにはバイオ燃料の製造など、多岐にわたる事業を行っています。2014年からは、バングラデシュにおいて「ユーグレナGENKIプログラム」を実施し、子供たちへの栄養支援を行っています。

エポラの事業内容

エポラは愛媛県で1994年に設立され、2015年にユーグレナ・グループに加わりました。「enjoy！縁を楽しむ」という理念のもと、健康食品や化粧品を提供することでお客様の健康をお手伝いしています。出雲工場は、日本国内で高品質な健康食品を製造するために、GMP認定を受けており、厳しい品質管理の下に製品を提供しています。

今後も、ユーグレナ・グループとエポラは、持続可能な未来に向けて、安定した製品の提供を続けていくことでしょう。