新入社員の行動分析
2018-07-06 11:01:16

2018年新入社員傾向分析:自己肯定感と行動力が際立つ世代の誕生

新たな時代を迎える新入社員



2018年度の新入社員は、過去の傾向に比べて積極性が際立っているという調査結果が発表されました。株式会社ファーストキャリアによる調査レポートによって、今年の新卒者が抱える特性や育成の必要性について多くの示唆が得られました。この変化は、過去5年間であった「おとなしく同調性を重視するタイプ」から、自己主張を持つ「積極的で自分基準重視」の二極化が一層進んでいることを示しています。

二極化の背景とは?



調査によると、今年の新入社員の特徴として「自分の考えを持っている」という回答が増え、これまでの新入社員像とは異なる姿が浮かび上がっています。これまでの静かなタイプから、発言力が高く、時に排他的とも言える自己基準を強く持つタイプが増加したのです。

また、70%近くの新入社員が高いコミュニケーション能力を自覚し、向上心や積極性の高さを挙げていますが、その一方で、主体性に欠けるという自己評価も見られました。これにより、「強み」と「弱み」が同居していることがこの世代の特徴でもあります。

フルゆとり世代がもたらす影響



1995年生まれの新入社員は、特に「フルゆとり世代」とも言われ、教育のあり方が彼らに影響を与えています。小学校から高校までゆとり教育を受け、またスマートフォンを使って情報収集を行うことに慣れている世代でもあります。そのため、速やかに情報を取捨選択し、自分の価値観に基づいた判断をすることも一因と考えられます。

求められる育成方針とは?



調査の結果、唯一無二の実践の機会や自ら考えるきっかけが重要であるとの声が多く寄せられています。新入社員は、自己肯定感が強く、自身の向上心や挑戦心を活かしたいと考える一方で、十分な育成が行われなければ、関係作りや集団活動への適応に弱みを感じることになります。育成担当者は、この二極化を理解し、個々の特性を活かした指導が求められます。具体的には、心理的なサポートを行うことで、目標設定や役割の与え方を工夫し、さらに相手視点を意識させる必要があります。

信頼できる育成へ



今年の新入社員は全く新しい特性を持ち、育成する側はその変化に適応していく必要があります。ファーストキャリアでは、新たな可能性を持つ若者たちのキャリア形成を支援する方法を模索し続けています。今後も新入社員の育成に力を入れ、企業のニーズに応じたプログラムを展開していく所存です。

2023年からも、若手社員が成長できる環境を提供することで、企業全体の発展に寄与できるよう努めていきます。若者たちの新たな時代に期待しましょう。

会社情報

会社名
株式会社ファーストキャリア
住所
東京都渋谷区恵比寿1-19-19恵比寿ビジネスタワー 7F
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