南三陸の挑戦!未利用魚「クロアナゴ」を活用した新商品
この度、株式会社東日本放送(以下KHB)は、南三陸町の高校生と協力し、未利用魚を活用した新たな商品を開発しました。このプロジェクトは「ぐりりの海プロジェクト」という取り組みの一環で、地域の持続可能な発展を目指すものです。
未利用魚「クロアナゴ」の問題
近年、志津川湾ではクロアナゴが増加し、地元の漁業関係者にとって問題視されています。タコを食べる厄介者とされているクロアナゴは、骨が多いために食用としての需要が少なく、結果的に未利用魚として扱われてきました。このような状況を踏まえ、KHBは南三陸高校の生徒たちと共に、クロアナゴを利用した商品開発に取り組むことにしたのです。
「南三陸産旨辛アナゴラー油」の誕生
生徒たちのアイデアから生まれた「南三陸産旨辛アナゴラー油」は、クロアナゴをフレーク状に加工し、豆板醤や唐辛子、ゴマ油を合わせた特製オイルが特徴です。これにより、ご飯や麺類にぴったりな一品に仕上がっています。味付けやパッケージデザインはすべて生徒たちが考案し、彼らの熱い想いが込められています。
産学連携による取り組み
このプロジェクトには、食品加工会社や卸業者、複合商業施設など、地元の企業が全面的にサポートしています。特に感心すべきは、生徒たちが企業と連携し、実際の商品の開発まで関与した点です。彼らの成長と地域の問題解決を目指した取り組みは、まさに地域貢献の一環と言えるでしょう。
販売情報とメディア露出
「南三陸産旨辛アナゴラー油」は、9月27日(土)と28日(日)に開催されるKHB開局50周年イベント「あすとつながるぐりりパーク」で販売されます。その後、アクアイグニス仙台でも販売予定です。
さらに、9月27日午前10時30分から放送される特別番組「あすとつながるテレビ~宮城がもっと好きになる日~」内の特集企画でも、商品開発の模様が取り上げられます。これにより、多くの人にこの素晴らしい取り組みが伝わることを期待しています。
まとめ
南三陸高校の生徒たちが、自らの手で未利用魚を活用した商品を開発するという挑戦は、地域の未来を見据えた素晴らしい試みです。その商品が多くの人に愛され、地域の課題解決に貢献することを願っています。ぜひ、彼らの思いとともに味わってみてください。
- - 商品名:南三陸産旨辛アナゴラー油
- - 価格:498円(税込)
- - 販売場所:
- KHB開局50周年イベント「あすとつながるぐりりパーク」
- アクアイグニス仙台マルシェリアン(9月29日開始)