アイレット、Google Cloud Marketplaceにて「Oracle Database@Google Cloud」を提供開始
アイレット株式会社は、システム開発やデザイン制作からインフラ構築・運用までのワンストップサービスを提供する企業で、2023年9月26日より「Oracle Database@Google Cloud」の取り扱いを始めると発表しました。この新サービスは、オラクルとGoogle Cloudによる共同提供で、データ活用を推進することを目的としています。
新たなサービスの背景
最近、企業はグローバル化と技術革新に伴い、ビジネス変革を急速に進めるニーズが高まっています。そのため、特定のクラウドベンダーに依存せず、複数のサービスを組み合わせるマルチクラウド戦略が重要視されています。しかし、異なるクラウド間でのデータ連携やシステム統合は、運用の複雑さを引き起こすことがあります。
こうした背景から、アイレットは「Oracle Database@Google Cloud」の提供を開始することになりました。このサービスは、Oracle DatabaseをGoogle Cloud上で効率的に運用できるようにするものです。アイレットは、2020年10月にオラクルのパートナーとして加入し、2025年からはOracle Cloud Infrastructure(OCI)の取り扱いを始めており、信頼性あるサポート体制を持っています。
サービスの内容
「Oracle Database@Google Cloud」は、Google Cloudのデータセンターに導入され、OCI上で実行されるオラクルのデータベースサービスへの直接アクセスを可能にします。このサービスを利用することで、企業はOracle Databaseを活用したクラウドアプリケーションの構築が容易になり、既存のデータベースをGoogle Cloudへ移行することもできます。
加えて、アイレットは「OCI 監視・運用保守サービス」を通じて、24時間365日の有人監視を実現し、安定した運用を支援します。これにより、Oracle Databaseのサービス提供と運用保守を一括してサポートできる体制が整っています。
「Oracle Database@Google Cloud」の主なメリット
1.
Google Cloudとの強力な連携
Oracle DatabaseとGoogle Cloudのサービスをシームレスに接続し、アプリケーション開発やデータ分析のスピードを加速します。
2.
既存ワークロードの円滑な移行
オンプレミス環境のOracle Databaseとの高い互換性を活かし、リスクを最小限に抑えつつ、スムーズにGoogle Cloudへの移行を実現します。
3.
運用管理のさらなる簡素化
Google Cloud Marketplaceを通じてサービスを簡単に購入し、Oracle DatabaseとGoogle Cloudの請求を一元化することで、運用の複雑さを軽減します。
コメント
日本オラクル株式会社の佐野守計常務執行役員は「アイレットがGoogle Cloud Marketplaceで『Oracle Database@Google Cloud』を提供開始することを歓迎します。アイレットの知識と実績により、より良いデータ戦略が実現することを期待しています。」とコメントしています。さらに、グーグル・クラウド・ジャパンの上野由美上級執行役員も、アイレットとのパートナーシップによるデータ活用の促進に期待を寄せています。
アイレットについて
アイレット株式会社は、2003年に設立され、東京都港区に本社を置いています。KDDIグループとの連携により、デジタルトランスフォーメーション(DX)やクラウド開発の推進に力を入れています。詳細は、公式サイト(https://www.iret.co.jp/)で確認できます。
「Oracle Database@Google Cloud」に関するお問い合わせは、
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