バイオバンクが切り拓く未来 - ToMMoシンポジウム
2025年7月14日(月)、東北大学の東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)が主催するシンポジウム「つながる、ひろがる バイオバンクが創る未来」が開催されます。このイベントには、NTTプレシジョンメディシン株式会社の取締役でデータコンサルテーション事業部長の田畑雅章氏が登壇し、医療や創薬研究の未来について述べます。
シンポジウムの目的と意義
本シンポジウムでは、ToMMoが長年かけて蓄積した大規模なバイオバンクのデータの価値を、さまざまな立場から考察します。バイオバンクは、個々の健康情報を元に研究に役立つデータを提供し、特に医療や創薬分野での新たな可能性を探るための重要な基盤となります。このようなデータを活用することで、より効果的で個別化された医療が実現されるでしょう。
データ利活用の核としてのJPP
田畑氏の講演では、Japan Precision-medicine Platform(JPP)を中心に、ToMMoが持つゲノムデータと臨床情報、健診データの統合的な利活用の方向性が紹介される予定です。これにより、医療分野での新たな価値の創造が目指されます。
さらに、具体的な事例として、BC Platforms社との共同プロジェクトによるデータ解析基盤の構築や、多施設合同のコホート研究、創薬ターゲットの検証といったユースケースも取り上げられます。これらの事例は、次世代のゲノム医療がどのように社会に実装されるのか、またその際の倫理的な枠組みの重要性についての考察を促します。
無料・ハイブリッド形式での開催
本シンポジウムは無料で参加できるだけでなく、ハイブリッド形式(会場とオンライン配信)で行われるため、遠方にいる方でも気軽に参加できます。ゲノム医療やバイオバンク、創薬、デジタルヘルスに関心のある研究者、企業、自治体関係者、医療従事者にとって、貴重な情報とネットワーキングの機会を提供する重要なイベントとなります。
詳細情報
- - 日時: 2025年7月14日(月)13:30〜16:30
- - 場所: トラストシティ カンファレンス・丸の内(東京都千代田区)
- - 定員: 会場参加200名、オンライン参加500名
- - 参加費: 無料
- - 申し込み締切: 会場参加は7月10日、オンライン参加は当日まで受け付けています。
参加希望の方は、ToMMoの公式サイトから申し込みと詳細情報をご確認ください。そのリンクは
こちらです。
このシンポジウムが、医療やライフサイエンス分野での新たな連携や発展の一助となることを期待しています。