ベルシステム24のLGBTQ+への取り組み
株式会社ベルシステム24ホールディングス(以下、ベルシステム24)は、職場環境の多様性を推進するために、LGBTQ+に関する評価指標「PRIDE指標2025」でも最高位のゴールドに認定されました。この栄誉は7年連続で達成されており、企業としてのダイバーシティへの取り組みが高く評価されていることを示しています。
PRIDE指標とは
PRIDE指標は、性的マイノリティが快適に働ける職場作りを目的として2016年に策定された指標です。評価は、Policy(行動計画)、Representation(当事者の多様性)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度の整備)、Engagement/Empowerment(社会貢献活動)という5つの基準に基づいて行われます。ベルシステム24は、これら全ての要件をクリアし、最高位の称号を獲得しました。
多様性を重視した経営戦略
ベルシステム24は、企業の「人材」を最重要な資源と位置づけ、多様性を経営の中心に据えています。2019年には、LGBTQ+に配慮した人事労務規程も制定し、同性パートナーを持つ従業員が安心して働ける環境を整備しました。これにより、企業文化としてのダイバーシティがしっかりと根付いていると言えます。
また、社内にはLGBTQ+の権利擁護を目的としたコミュニティ「LGBTQ+&ALLY」が存在し、毎年「ベルプライド月間」を設け、さまざまな啓発活動を実施しています。2021年からはこれを継続して行い、その成果を上げています。
対話を通じた理解促進
今年度、ベルシステム24では若手社員とアライ(ALLY)による座談会を開催しました。このイベントでは、異なる世代間での職場や社会についての意見が交わされ、参加者全員が新たな視点を得ることができました。また、経営層とLGBTQ+当事者との意見交換会も行われ、組織全体でより良い理解を図る取り組みが進められました。
これらの取り組みは社内イントラサイトにレポートとして掲載され、全社員が確認できるように配慮されています。さらに、新入社員研修にはLGBTQ+への理解向上を目的としたプログラムが取り入れられ、全従業員を対象にしたe-learningも展開されています。こうした施策は、職場のハラスメント防止やLGBTQ+に対する理解を深めるため非常に重要です。
今後の取り組みとビジョン
ベルシステム24は、「社員一人ひとりが自分らしく働ける場所」を提供していくことを大切にしています。今後も多様な価値観を尊重し合える組織風土を醸成し、LGBTQ+に限らず、すべての社員が生き生きと働ける環境を整えていくことを目指します。企業理念に基づき、イノベーションとコミュニケーションで社会貢献を果たし続ける企業としての責任を果たしていきます。
このように、ベルシステム24は、LGBTQ+の権利向上に向けた具体的な行動を通じて、持続可能で多様性に富んだ社会の実現に寄与しています。