秋の美食とアートの融合
東京・大手町のフォーシーズンズホテルで、2025年9月1日から開催される「オルセー印象派展」とのコラボレーションアフタヌーンティーが、今注目を集めています。国立西洋美術館で行われるこの展覧会では、ドガやマネ、モネ、ルノワール、セザンヌなどの名画が集結し、印象派の「室内」をテーマにした作品が展示されます。実に10年ぶりの規模感とのことで、その期待感は高まるばかりですね。
アートからインスピレーションを得たスイーツ
アフタヌーンティーは、季節の恵みを活かし、イチジクやシャインマスカット、紫芋など、まさに秋の味覚がふんだんに使用されています。特に、絵画に描かれた花々の香りを意識したスイーツは、食べる前から期待感を高めてくれることでしょう。
例えば、セイボリーには巨匠モネゆかりのノルマンディー産リンゴを使ったカルバドスソースのパイがあります。もちろん、デザートにもこだわりが詰まっていて、ミシュラン星を獲得したペストリーシェフ、ミケーレ・アッバテマルコによるスイーツは、見るだけでも楽しめます。アフタヌーンティーには5種類のスイーツと5種類のセイボリーが用意され、それぞれが作品からインスピレーションを受けて作られています。
料理長たちの情熱が盛り込まれたメニュー
ここで特に注目したいのは、スイーツの一品一品に込められたストーリーです。例えば、ルノワールの名画「ピアノを弾く少女たち」からインスパイアされたバニラムースは、洗練された嗜好が表現されています。また、紫芋とセミドライアップルのタルトレットは、秋の豊かな味わいを堪能できる贅沢な一品。
セイボリーには、スモークサーモンとディルのリエットという料理があり、この組み合わせはシンプルながらも極上の味わいです。パプリカのピューレが味と食感のアクセントに。全体的に、各品が美しいだけでなく、見た目と香り、味わいのハーモニーが楽しめるように工夫されています。
目を楽しませるアートの世界
「THE LOUNGE」では、一面の大きな窓から皇居の森を眺めることができ、まるで絵画の中にいるかのような感覚を味わえます。秋の柔らかな陽射しの中で、繊細な影が生まれる空間は、アートとのコラボレーションには最適な場所です。
特別な体験をお楽しみに
このアフタヌーンティーは、2025年11月16日までの期間、平日は7800円から、週末や祝日には9800円(税込・サービスチャージ込)で提供されます。予約は7月15日から可能で、美食と芸術の時間を過ごしたい方にピッタリの体験です。
アフタヌーンティーの詳細やご予約は、フォーシーズンズホテル東京大手町の公式サイトをチェックしてください。芸術作品に囲まれて、第一線で活躍するシェフたちの感性から生まれたメニューをぜひ味わってみてください。